九条天短編集

練習2 ページ36

『だって、恥ずかしいじゃん……』


思わず目をそらしてしまう




天「なんで？そんなにかわいい声なのに」

爆弾発言をして、またキスを再開した天

それだけじゃなくて、今度は舐めてくる





予想外すぎて思わず

『ひゃぁっ！』

っと声をあげてしまう

天「そうそう、その声」

そういって満足そうに私を見つめてくる



天の舌使いがなんだか………くて、息があがってしまう


『ふっ、なん、で…。急に、ど、したの…？』



私がそう聞くと舐めるのをやめ、左耳の裏にキスをしてから耳元で答えてきた



天「だって、たとえ演技であってボクのかわいいかわいい奥さんにひどいことを言ってしまったから、その分、かわいがってあげようと思って」



『なっ……！』



出たまたまた爆弾発言ですよ、私にとって


よくもまぁ、そんな恥ずかしいことを言えますよね(2回目)

天「あ、今なんでそんなに恥ずかしいこと言えるの、って思ったでしょ？」


え…！？

『なんでわかったの？』


天「くっつきすぎて、Aの心の声が聞こえてきた」

え…！？くっついたら聞こえるの？





天「っていうのは嘘だけど」

あ、そうなの……

天「好きな人のことなら何でもわかるっていうか……」


え、そんなものなのかな……？


天「さっきだって演技でもAはちょっとしょんぼりしてたよね？」


え、バレて……！

『そ、そんなことないよっ！』

あわてて訂正

天「動揺しすぎ。バレバレだよ？」


あー、今絶対顔真っ赤


天「まぁ、好きな人のことは１番に考えて、甘やかしてあげたいってこと」


……天もそんなこと思っててくれたんだ…………


『あのっ』

天「ん？なに？」


『嬉しいです……。大好き』


天「！」

本当に私は天には負けるよな……笑
ほんとに、好きだ……





天「今、顔見ないで」

『え？何で？』

そういってのぞきこんだら




(ちゅっ


『っ！』


天の顔が見えたけど、ほんのり赤い気がした


天「ボクをこんな気持ちにさせたから、お仕置きだね」

『えっ！？』


天「安心して。甘やかすことも忘れてないから。……今夜は楽しくなりそうだ」




そして、この日はずっと天に可愛がれました






　

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