取り合い3 ページ33
今回は誰かな？
−−−−−−−−−−−−−−−
三「……で、どうして泣いてんだよ」
ここは居酒屋
って言っても個室だけどね
でも言えないよ……
天に会えないのが寂しくて不安になったなんて
三「俺にも言えないことか？もう何年の付き合いだと思ってんだよ。俺たち、幼なじみだろ？」
たしかにずっと一緒で、すごく信頼してる
でも付き合ってること言ってないし……
三「…………A、好きなやついんのか？」
まさかそんなこと言われるなんて予想していなくて、盛大に焦る
三「図星か……。で、そいつとうまくいってない、とか？」
もう言い訳しても無駄だと思って正直に話始める
『違う…………。ただ、最近むこうが忙しくて、全然会えなくて…………もし、違う女の人といたら、とか浮気とかしてたら、とか考えちゃって………』
三「不安になったんだな？」
コクリ、とうなずく
三「そいつの忙しい理由とか、知ってんのか？」
『仕事が……』
三「なら、仕方ない……って言いたいところだけどそれは不安になるよな……」
せっかく優しく話してくれてるのに目が合わせられない
三「……そいつのこと、まだ好きか？」
何も反応せずに黙ったままうつむいていたら
三「……じゃあさ、気分転換に俺と付き合ってくれよ」
え……！？
驚いて顔をあげる
ばっちり目が合った
三「気分転換、とか言ったけど、俺は本気だ。俺だったら、お前のこと不安になんかさせないし、ずっと笑顔にできる」
迷いのない真っ直ぐな瞳で見つめてくる
でも私は天が……
そう言おうとした瞬間、ドアが勢いよく開いた
天「Aっ！」
これこそ予想していなくてかたまる二人
『て、んっ……！場所……どうやって……』
天「和泉一織から聞いた。泣きそうな顔して和泉三月と出掛けたって」
そう言うと天は私の手を握る
そして、三月のほうを見て
天「迷惑かけてごめん。ありがとう」
三「いや、迷惑だなんて……」
天「あとはボクが何とかするから。……お金、置いてくよ」
三「あ、いや……A……っ」
そう言って私たち二人は三月をおいて、居酒屋を出てしまった
三「彼氏って、九条かよ……。ま、そりゃ忙しいよな」
せっかくチャンスだと思ったのに
今日しかないって
今しかないって
そう思ってずっと閉じ込めてた想いを打ち明けたのに
三「九条になんて、勝てるわけねぇよ……」
涙がこぼれたことは俺以外誰も知らない
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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ひなせ すばる(プロフ) - 佐藤えふぃあさん» 成功したようでよかったです！ぜひぜひこれからも読ませていただきます(*・ω・*)更新頑張ってください(*^^*) (2018年8月3日 16時) (
レス) id: 1e9f578f83 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤えふぃあ(プロフ) - ひなせ すばるさん» あ！わかりました！わざわざ教えてくださって本当にありがとうございます！これからもこの作品をよろしくお願いしますっ！！ (2018年8月3日 15時) (レス) id: 16ed83e62b (このIDを非表示/違反報告)
ひなせ すばる(プロフ) - こんにちは！いつも楽しく読ませていただいております！コメントのメンションは、日時の横の(←レス)のやつ押してコメント書いて投稿したら出来ると思います！これからも応援してます^^* (2018年8月3日 14時) (レス) id: 1e9f578f83 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ - この小説すごく面白いです！私も天にぃ推しなので凄く嬉しいです！これからも頑張ってください！！後、ナナライ行きましたよ！ライビュで2日目です(^^) (2018年7月30日 16時) (レス) id: c7268f56cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐藤えふぃあ | 作成日時：2018年7月11日 3時
