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side K.Akito
桐｢…崇裕、淳太くん遅ない？｣
��｢はい5回目ー。この10分で5回は言っとるで。
積もる話でもあるんやろ、気長に待とうや。｣
桐｢せやけど…。｣
��｢そもそも、淳太に無理言って着いてきたんやから、
我儘言ってられへんやろ？｣
そう、俺達は1人で行くと言い張った淳太くんを何とか説得し、河崎夫妻の家の近くにある公園で待つということを条件になんとか一緒に行く権利を得たのだ。
でも、それでも心配なものは心配で。
桐｢なんか、嫌な予感すんねん。｣
予感、ただの予感だ。
でも、なぜか心配で堪らなかった。
インカムで通信でも取ってみるか。
��｢…おい、なんか可笑しないか。｣
桐｢は？｣
��｢内線。何も聞こえへん。｣
そう言われてインカムのスイッチをいれてみる。
確かに、聞こえるのは雑音だけ。
念の為に、淳太くんにはインカムのスイッチをオンにした状態で行ってもらった。
だから、本来なら彼らの話し声が聞こえるはずだ。
それなのに、何も聞こえない。
桐｢…いや、違う。｣
耳を澄ますと、パチ、パチと、何かが小さく爆ぜる音。
いつか、こんな音を聞いたことはなかったか。
思い出せ、記憶を遡れ。
桐｢…火や。崇裕、行くぞ！！！｣
��｢…！了解。｣
急いで車を降りる。
公園から河崎家までは1分もかからない。
走ればあっという間だった。
桐｢くっそ、淳太あいつ何考えてん！｣
河崎家の大きめの窓からは、室内は見えなかった。
見えるのは、大きな炎だけ。
急いで玄関の扉を開ければ、熱風が一気に襲いかかってきた。
��｢照史、待て！このまま行ったらお前まで死ぬぞ！！｣
桐｢ゲホッ…嫌や、淳太くん諦めるなんて嫌や！｣
熱風で喉が焼けたのか、咳が出る。
玄関の向こうには、火が広がっていた。
そして、俺の右手は崇裕に掴まれ進むことを阻まれる。
中『…お…かん…』
桐｢淳太くん！？今どこにおるんや、今行くから！！！｣
中『今…いく、から…ケホッ…』
そこで通信は途絶えてしまった。
“オカン、今行くから”
彼はそう言った。
でも、彼の母親は幼い頃に亡くなったはず。
桐｢やっぱり死ぬ気やん！そんなん許さん！！｣
崇裕の手を振り払い、炎に包まれた家の中へと入っていった。
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百瀬 花楓(プロフ) - かえでさん» 全て読んでいただきありがとうございました！面白かったのなら何よりです。暖かい言葉、ありがとうございます。Diaryも更新していくので、そちらもぜひご覧下さい！応援ありがとうございました🥹 (11月7日 16時) (
レス) @page46 id: a2bf7368f1 (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - 百瀬 花楓さん» 今全部見返し終わりました！！！本当に面白かったです💭💞そして完結お疲れ様です！！！！更新お疲れ様でした🫶✨ (11月5日 16時) (レス) id: 363c0c7cca (このIDを非表示/違反報告)
百瀬 花楓(プロフ) - かえでさん» コメントありがとうございます！！名前同じですね☺️なかなか続きが思い浮かばずどうしよう…となって2ヶ月以上経っていましたね、本当にすみません。続きを楽しみにしてくださることが、とても励みになります！！更新頑張ります💪 (9月2日 20時) (レス) id: 7d448f9f7b (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - このシリーズめちゃくちゃ好きです…！！！今まで読んできたジャニーズWESTの殺し屋・マフィア系の小説の中で一番好きな作品です。続き楽しみにして毎日頑張りたいと思います😊 (8月9日 12時) (レス) id: 363c0c7cca (このIDを非表示/違反報告)
百瀬 花楓(プロフ) - 沙耶さん» ありがとうございます！全然更新出来ていませんが、続きを待ってくださる方がいるだけでとても励みになります。お待たせしてしまうと思いますが、待っていただけると嬉しいです。今後もよろしくお願いします！！ (2022年12月28日 0時) (レス) id: dd80aa79c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百瀬 花楓 | 作成日時：2021年8月14日 19時
