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side S.Daiki
中「…これが、引き取られてから2人が助けてくれる
までの話。」
淳太は、想像を絶するようなことを淡々と話した。
その瞳に光は見えない。
桐｢淳太、くん…そないなことが…。｣
重｢照史は知らんかったん…？｣
桐｢…実は、あの家で淳太くんがどんなことをされてたんか
細かくは知らないんや。ただ…｣
“あの時の淳太くんは明らかにおかしかった。”
そう、照史は零した。
何かに追われているかのように勉強をし、食事は摂らない。
流石に2日飲まず食わずでやり続けたから無理矢理止めれば暴れ出す。
暗闇が怖いのか、夜には耳を塞いで震え出して過呼吸を起こし、外に出れば何故か光を過敏に感じていたらしい。
中「たぶんやけど…。ずっと暗い所でやってたからやと思う。
自室の電気もそんな明るい訳やなかったんやけど、だんだん
それも明るく感じてきて、頭が痛くなることがあってん。
途中から地下牢みたいな所でやっとった。」
当時よりは良くなったが、今でも長時間外には居られないらしい。
目がチカチカしてしまうと、淳太は言っていた。
こんなに昔のことを話しても淳太は過呼吸を起こさなくなった。
俺達のために変わろうとしてくれているだろうか。
望「…照史と�陲舛磴鵑蓮△匹Δ笋辰峠濛世魑澆辰討鵝�」
桐「…せやんな、俺も話さなあかんよな。
淳太くーん、話したないよー。」
中「照史、うざい。」
わざとらしく淳太の肩に擦り寄る照史に、それを拒む淳太。
割と本気で拒んでいたらしく、照史が密かに落ち込んでいたことは後で知った。
親友同士のそれがとても微笑ましかったが、照史はしばらくして真剣な面持ちになった。
桐「話さなあかんよな。分かってんねん。
でも、“あの時”のことは忘れようって崇裕と約束したくら
い、思い出したくないことなんや。」
照史から笑顔が消えた。
握り締めた手は微かに震えていた。
桐「ごめん、崇裕。今から話すわ。」
目を閉じている�陲舛磴鵑鮓�て、そう呟いた。
その手はもう震えていなかった。
桐「…俺と崇裕は、高校に進学することを
許されへんかった。引き取られて3年経ったある日、
突然家から追い出されたんや。」
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百瀬 花楓(プロフ) - かえでさん» 全て読んでいただきありがとうございました！面白かったのなら何よりです。暖かい言葉、ありがとうございます。Diaryも更新していくので、そちらもぜひご覧下さい！応援ありがとうございました🥹 (11月7日 16時) (
レス) @page46 id: a2bf7368f1 (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - 百瀬 花楓さん» 今全部見返し終わりました！！！本当に面白かったです💭💞そして完結お疲れ様です！！！！更新お疲れ様でした🫶✨ (11月5日 16時) (レス) id: 363c0c7cca (このIDを非表示/違反報告)
百瀬 花楓(プロフ) - かえでさん» コメントありがとうございます！！名前同じですね☺️なかなか続きが思い浮かばずどうしよう…となって2ヶ月以上経っていましたね、本当にすみません。続きを楽しみにしてくださることが、とても励みになります！！更新頑張ります💪 (9月2日 20時) (レス) id: 7d448f9f7b (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - このシリーズめちゃくちゃ好きです…！！！今まで読んできたジャニーズWESTの殺し屋・マフィア系の小説の中で一番好きな作品です。続き楽しみにして毎日頑張りたいと思います😊 (8月9日 12時) (レス) id: 363c0c7cca (このIDを非表示/違反報告)
百瀬 花楓(プロフ) - 沙耶さん» ありがとうございます！全然更新出来ていませんが、続きを待ってくださる方がいるだけでとても励みになります。お待たせしてしまうと思いますが、待っていただけると嬉しいです。今後もよろしくお願いします！！ (2022年12月28日 0時) (レス) id: dd80aa79c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百瀬 花楓 | 作成日時：2021年8月14日 19時
