九話 ページ10
虎杖君は思っていた事を聞く
虎「で、その出雲って神様から貰ったのは分かったけど結局あのお面が何なの?あとAの膝に乗ってるあの狐は?」
話をしている間ずっとAが撫でていた狐を虎杖君が気にしている。
五「ちゃんと教えるよ。まずあのお面に書かれてるのは出雲の文様と文字。まぁ経文みたいなものと思ってくれればそれでいい。これのおかげで呪いに苦しめられる事は無い。宿儺でも触って火傷負ってたしね。他の呪いが触ればすぐに丸焦げ。凄い代物だよ」
虎「そんなすごいの?」
五「そりゃそうさ。まぁ悠仁にも分かるように言えば宿儺の指レベルの【特級呪物】を最高のお守りにしたみたいなものかな。」
虎「まじで⁉やっべーっすげぇ!」
五「でしょ?それにお面とは別にお守りだってある。ホント至れり尽くせりって感じに守られてる。彼女は言うなれば【出雲の加護】を受けてるんだよ。それもかなり手厚く。式神の札まで渡すのがその証拠だね」
虎「式神って伏黒みたいな奴だよな。その狐が?」
虎杖君は私の膝の上にいる狐に目をやる
五「そ、でも恵のとはちょっと違う。恵は影を媒介として式神を召喚する物。でもAの式神は出雲から貰ったと思われるお札を使い契約して出した物だ」
虎「…?どう変わるんだ?」
五「契約召喚自体かなり珍しいものでね。契約を交わしたその式神は消えない。消えないという事はその分常に
虎「何を削ってるか分からないって、命に関わったりしねぇよな…Aなんか変わった事ねぇか?」
『…今の所は…特、に…。でも少し疲れやすくなった、かも。いつもより、眠たい』
五「じゃあ呪力による疲労…かな?でもこれ程の代物だし他にも何かあるかもしれない。何かあったらすぐに僕や悠仁に言うんだよ?」
『…はい』
五「素直でよろしい!じゃあ話し合いも終わったし今日中に荷物まとめておいで」
虎「?どっかいくの?」
行き先は――
東京
250人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アンナ(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます!これからも書いていくので応援して頂けると嬉しいです!ありがとうございます! (2021年2月16日 16時) (レス) id: bc274ad562 (このIDを非表示/違反報告)
もも - とっても面白かったです!続きがすごく楽しみです! (2021年2月16日 16時) (レス) id: 3174782329 (このIDを非表示/違反報告)
アンナ(プロフ) - サクラさん» コメントありがとうございます!そうなんですね!口調があまり分からず書いていました…順次訂正していきます!ご指摘ありがとうございます面白いとのコメントもありがとうございます! (2021年2月3日 15時) (レス) id: bc274ad562 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 五条さんは自分の事を『僕』と呼びます。 『俺』は滅多に使わないです! 後(あと)面白いです! (2021年2月3日 15時) (携帯から) (レス) id: 66cf0ac4ec (このIDを非表示/違反報告)
アンナ(プロフ) - 白狐さん» コメントありがとうございます!続き頑張ります! (2021年1月31日 14時) (レス) id: bc274ad562 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アンナ | 作成日時:2020年12月27日 9時