三十九話 ページ40
五条は眠ったAを部屋まで運ぼうとしたがその気付きによって予定を変更した。
Aは案外早く起きた。
五「おはよ、起きたばかりで悪いんだけど僕と
その言葉にAは驚きおどおどする。
五「大丈夫大丈夫!本気でやったりしないしさ!今日だけで随分成長したみたいだからどれ程か見たくてね。どうせならここから動かないってハンデもつけるからさ」
起きて早々半ば強引に最強と戦えと言われ「いくら手加減されても死ぬんじゃないか」「寝起きの人に戦闘を強要するのか」とネガティブな考えが頭をよぎり五条の性格の悪さを思い知る。
だけど覚悟は変わらない。
強くなる。
『(戦闘には昼も夜も関係ない…いつ自分より強い呪いが襲ってくるか分からない。なら…どんな状況でも、最善を‼)』
五「!」
五条は驚いた。
Aがいーちゃんに呪力を与えていたのだ。
五「(Aがいーちゃんから呪力を借りる様に逆をするなんてかなり器用だな、だけどそれは繋がってる君達間でしか出来ない…術式反転とはまた違うもの)」
『動かないなら、小細工をする必要…ないですよね…?』
五「うん、いいよ。本気が見たいからね」
Aはいーちゃんに呪力を貸した。
その影響かいーちゃんはあの日見た時と同じ4本で大きさもあの日と同じ。
いーちゃんは五条先生のすぐ前で狐火を溜める。
その狐火をAは残ってる呪力で
不知火
この組み合わせ、
これはあの訓練時間、考えたものだ。
当然初めて使う。
上手くいくかもわからない。
どう反応を起こすのかも。
だがこのひと手間、組み合わせが不知火を昇華させる。
Aはそう確信していた。
すると不知火で殴った狐火は蒼き炎へと変わり…
槍の様に一直線に走る。
その技の名は…
本来見えない、探知できないという特徴を持つ不知火。
だがそれらを捨て縛りをつける事で威力が格段に上がる。
そしてもう一つ、涙葬槍と不知火の違い。
それは爆発時の違い。
不知火は貫通してから爆発していた。
爆発の原因は呪力と呪力がぶつかって起きる打ち消し合いの様な物。
ならその前に、もっと別の呪力に触れていたなら…
その分早く爆発は起こるようになる。
人間でなら丁度内臓辺りが爆発する辺りで…。
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アンナ(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます!これからも書いていくので応援して頂けると嬉しいです!ありがとうございます! (2021年2月16日 16時) (レス) id: bc274ad562 (このIDを非表示/違反報告)
もも - とっても面白かったです!続きがすごく楽しみです! (2021年2月16日 16時) (レス) id: 3174782329 (このIDを非表示/違反報告)
アンナ(プロフ) - サクラさん» コメントありがとうございます!そうなんですね!口調があまり分からず書いていました…順次訂正していきます!ご指摘ありがとうございます面白いとのコメントもありがとうございます! (2021年2月3日 15時) (レス) id: bc274ad562 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 五条さんは自分の事を『僕』と呼びます。 『俺』は滅多に使わないです! 後(あと)面白いです! (2021年2月3日 15時) (携帯から) (レス) id: 66cf0ac4ec (このIDを非表示/違反報告)
アンナ(プロフ) - 白狐さん» コメントありがとうございます!続き頑張ります! (2021年1月31日 14時) (レス) id: bc274ad562 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アンナ | 作成日時:2020年12月27日 9時