二十七話 ページ28
じゃあなんで俺は助けたんだよ!!
あの時虎杖が聞いてきた。
誰かを呪う暇があったら大切な人の事を考えていたいの
疑う余地のない善人だった。
誰よりも幸せになるべき人だった。
それでも津美紀は呪われた。
俺の性別を知らずに“恵”なんて名前を付けた父親は今も何処かでのうのうと生きている。
因果応報は全自動ではない。
悪人は法の下で初めて裁かれる。
呪術師はそんな“報い”の歯車の一つだ
少しでも多くの善人が平等に享受出来るように――
俺は不平等に人を助ける
宿「いい、いいぞ。命を燃やすのはこれからだったわけだ。魅せてみろ!!伏黒 恵!!」
伏黒「
雨が降り始める。
伏「…俺は、オマエを助けた理由に論理的な思考を持ち合わせていない。危険だとしてもオマエの様な善人が死ぬのを見たくなかった。それなりに迷いはしたが結局は我儘な感情論」
でもそれでいいんだ
伏「俺は
虎「…そっか。伏黒は頭がいいからな。俺より色々考えてんだろ、オマエの真実は正しいと思う。でも俺が間違ってるとも思わん」
空いた心臓部からボダボダと血が流れる。
虎「あー悪い。そろそろだわ。伏黒も釘崎も、五条先生…は心配いらねぇか。でもその分Aが心配だな。Aは俺にべったりだったから…最近は皆に心開いてきてたからよろしく頼む。長生きしろよ」
そこには虚無だけがあった。
――
五「わざとでしょ」
伊「と、仰いますと」
五「特級相手しかも生死不明の5人の救助に一年派遣はあり得ない。僕が無理を通して悠仁の死刑に実質無期限の猶予を与えた。面白くない上が僕のいぬ間に特級を利用して体良く彼を始末って事だろう。Aは出雲の加護で死なないだろうし他の2人が死んでも僕に嫌がらせが出来て一石二鳥とか思ってたんじゃない?」
伊「いや、しかし派遣が決まった時点では本当に特級に成るとは…」
珍しく感情的に本気で怒っている五条に震えているのか
虎杖がホントに死んだことに動揺しているのか
伊地知は震えていた。
犯人探しも面倒だ。
上の連中全員殺してしまおうか
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アンナ(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます!これからも書いていくので応援して頂けると嬉しいです!ありがとうございます! (2021年2月16日 16時) (レス) id: bc274ad562 (このIDを非表示/違反報告)
もも - とっても面白かったです!続きがすごく楽しみです! (2021年2月16日 16時) (レス) id: 3174782329 (このIDを非表示/違反報告)
アンナ(プロフ) - サクラさん» コメントありがとうございます!そうなんですね!口調があまり分からず書いていました…順次訂正していきます!ご指摘ありがとうございます面白いとのコメントもありがとうございます! (2021年2月3日 15時) (レス) id: bc274ad562 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 五条さんは自分の事を『僕』と呼びます。 『俺』は滅多に使わないです! 後(あと)面白いです! (2021年2月3日 15時) (携帯から) (レス) id: 66cf0ac4ec (このIDを非表示/違反報告)
アンナ(プロフ) - 白狐さん» コメントありがとうございます!続き頑張ります! (2021年1月31日 14時) (レス) id: bc274ad562 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アンナ | 作成日時:2020年12月27日 9時