第五話 ページ7
880万も負け絶望の中にいる芽亜里。
早「(なんでこんな事になった…？ちょっと借金負わせればそれでよかったのに……なんで逆に880万も負かされている？)」
なんだよ…
なんなんだよコイツは…!?
蛇「ああ、即金でないと信用できないのでしたね…こちらもその方が助かります。払っていただけますね？」
早「ム、ムリ…」
蛇「はい？」
早「い、今はありません…数日待って頂けないでしょうか…」
頭を下げる芽亜里。
その時、教室の扉が開いた。
皆その扉に視線を注ぐ。
そこには
芽亜里程ではないが淡い金色の髪色
スーツ姿でネクタイとチョーカーを着けている
片手にはアタッシュケース
もう片方の手にはタバコ
その女を学園の生徒はこう呼ぶ
【金融屋】
連絡を受け状況を把握している彼女は迷わず芽亜里の前に行きしゃがみ込んで目線を合わせる。
『いくら？』
早「…あ、あぁ…‼」
『いくら融資して欲しいか聞いてんだけど』
早「…ま、待って下さい!!数日で返す予定ですので…!!ね、そうよね！いや、お願いします！蛇喰さん!!」
彼女は必死に夢子に縋る。
芽亜里は理解していた。
目の前に立つ彼女はクラスメイトとしてじゃない。
【金融屋】として立っている。
蛇「……そうですね。今日はそのお顔が見れただけ良しとしましょう」
『…。あ、そう。なら良いけど』
蛇「ところで鈴井さん、彼女は一体…？」
鈴「彼女は【金融屋】ギャンブルで借金を負った際お金を貸してくれるんだけど…」
言葉に詰まる鈴井。
蛇「……？どうしたんですか？」
鈴「お金は借りられるけど金利がものすごい暴利だって聞いたが事ある。だけどギャンブルで勝った方は一早くお金が手元に欲しいから中には強引にでもお金を借りさせる人もいるらしい。一度借りたら最後、殆ど返済なんてできない、だけどいつかはどれ程の借金をしていてもどういう手口か必ず取り立てる…皆それが怖いんだ。」
まさに最悪の【裏技】
蛇「ならそれこそ彼女とギャンブルして借金減額やチャラにしたりしたらいいのでは？どうしてそれを諦めているのでしょう？」
鈴「無理だよ！この学園の金融屋になるには3つ程条件があって…」
1.並大抵ではないギャンブル力
2.生徒会に並ぶ程の資金力
3.どんな生徒からでも取り立てる身心の強さ
鈴「大まかにこの3つ。だからギャンブルを申し込んでも僕達じゃ逆にマイナスが増えるだけ。それにこの学園の金融屋は彼女一人だけなんだ」
それを聞くと夢子は目を輝かせた。
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クチナワ(プロフ) - 了解致しました！pixivの方での活動、これから頑張ってください！応援しています！ (2021年6月23日 6時) (
レス) id: 20d6e394c4 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - すごく面白かったです これからも更新頑張ってください (2021年4月17日 2時) (レス) id: 1abcf988f6 (このIDを非表示/違反報告)
アンナ(プロフ) - クリスマス生まれさん» コメントありがとうございます！返信遅くなりすみません、応援ありがとうございます！これからもお願いします! (2021年3月18日 22時) (レス) id: b2ab9312eb (このIDを非表示/違反報告)
クリスマス生まれ(プロフ) - めっちゃ面白い!頑張ってください! (2021年3月16日 22時) (レス) id: 18ca6771ec (このIDを非表示/違反報告)
クチナワ(プロフ) - アンナさん» 妄ちゃん可愛いですよね！私は箱推しです。 (2021年2月15日 17時) (レス) id: 6874ed1662 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アンナ | 作成日時：2021年1月30日 12時
