第十一話 ページ13
女は嫌な冷や汗を流す
「(こっちは3000万かかってんだぞ！もしバレて殴られようが蹴られようが鍵は渡さない！それで勝ち！勝ち！大丈夫！数字を割られたからと言って諦めてたまるか！)」
時間は半分経過。つまり残す所後5分！
金庫を開けるには鍵を奪わないといけない。
『別に
「…は？(こいつ！気づいてた!!)」」
『…金庫はアンタら共有の物。だけど各々が合鍵を持ってる可能性はない。ちょっとした事で盗まりたり落としたりして3000万という大金を失うリスクが高まるから。なら鍵はそのひとつか。それも違う。なぜならそうすれば自分が開けたい時に開けれないから。つまり合鍵は…』
共有出来るこの教室の中。
『…そしてそれは見積もりで部屋を散策した時に見つけている。金庫の隣の机にあるその小さな箱。その中』
その箱を開ける。
箱には確かに鍵が。
だがその数20程
「ｷｬﾊﾊﾊﾊ!!そこから当たりを見つけるなんて無理無理！」
「フェイク入れるに決まってるでしょ！」
「まぁ私達なら直ぐに分かるけどね！形覚えてるし！」
『…分かるさ。私も覚えているから』
「(コイツまさかバレてたどころか閉める前に差し込んで閉じてポケットに隠すあの一瞬で鍵の形を覚えたのか!?どんなバケモンだよ!!)」
しかし数字が分かっても順番が違うなら開く事は無い。
『大方2人のどちらかが隙を見て消したんだろうけど番号を共有し忘れない為に黒板に書かれてた【合言葉はユメミ☆】…つまり合言葉が金庫の
「それがわかんなきゃ意味無いじゃない！」
『…あぁそうだな』
だから始める前
こいつらの会員番号分かるか
うん分かるよ☆この3人の番号は1852と1853と1854だよ☆そんな事聞くなんてどうしたのかな?
『それに漁った時カードも確認した。つまり』
1852
金庫のテンキーそれをに入力し鍵を回す。
「…あ、開いた……」
「金庫の鍵の場所も形も番号もギャンブルを始める前から分かってたなんて…」
「そんな……」
最初から勝てない事を悟った3人は脱力する。
Aはその間に金庫の3000万を持ち去った。
『あぁ、完済おめでとう』
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クチナワ(プロフ) - 了解致しました！pixivの方での活動、これから頑張ってください！応援しています！ (2021年6月23日 6時) (
レス) id: 20d6e394c4 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - すごく面白かったです これからも更新頑張ってください (2021年4月17日 2時) (レス) id: 1abcf988f6 (このIDを非表示/違反報告)
アンナ(プロフ) - クリスマス生まれさん» コメントありがとうございます！返信遅くなりすみません、応援ありがとうございます！これからもお願いします! (2021年3月18日 22時) (レス) id: b2ab9312eb (このIDを非表示/違反報告)
クリスマス生まれ(プロフ) - めっちゃ面白い!頑張ってください! (2021年3月16日 22時) (レス) id: 18ca6771ec (このIDを非表示/違反報告)
クチナワ(プロフ) - アンナさん» 妄ちゃん可愛いですよね！私は箱推しです。 (2021年2月15日 17時) (レス) id: 6874ed1662 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アンナ | 作成日時：2021年1月30日 12時
