拾 ページ12
Aside
産屋敷邸に向かっていると事項は夕焼け近く。
距離が中々ある為時間も掛かる。
車は持っていない。
そんな高価な物は買えない事も無いと思うが持っていると目立ったりするから。
それに貰った給与の使い道は決まっている。
だから移動手段は徒歩のみ。
屋敷に着き案内された部屋で待っているとやってきた【産屋敷 耀哉】
私は正座から跪く姿勢へと変える。
そして挨拶を交わす。
産「よく来てくれたね。今日もAが無事に来れた事を嬉しく思うよ」
『…産屋敷様こそご壮健で何よりでございます』
産「ありがとうA。…まずは報告から聞いてもいいかい?」
『御意』
私は報告をした。
竈門禰豆子は人を食べなかった事。
人間である兄と共に鬼と戦った事。
同じ鬼なのに身体を弄り少量の血で済む珠世と愈史郎の事。
産「成る程、なら今後二人を容認しても良さそうだね。それに興味深い事も聞けた。よくやったね。ありがとう」
『勿体なきお言葉…。それと次なる要件に移らせていただくのですがこちらにございます』
私は政府から受け取った箱を渡す。
『……【今月分の隊士の給与】になります』
産「うん。後で皆に渡しておくよ」
『…後、伝言を預かっておりますので恐れながら伝えさせて頂きます。…《今月の奴らはあまり使い物にならなかった。質が落ちて来てるのではないのか?その分は引かせて貰った》……との事です。無礼千万なのは百も承知なのですが【伝えろ】との命でしたので伝えさせて頂きました』
私は更に頭を深く下げる。
産「…確かに今月の被害は悲しい事だけどお世辞にも少なかったとは言えないね。分かったよ。今月もお疲れ様だったね。Aはやっぱり【明日も行くのかな?】……明日は休みと言う形だからこれ以上踏み込むのはよくないね。やめておくよ。じゃあこれにて終わりだね。お疲れ様」
用事が終わり産屋敷邸を出た。
夕焼け近くに産屋敷邸に到着したが今はもうすっかり夜になっており月が見える。
夜は深くないが日が無いと鬼も活動を始めるので早く政府から言われた仕事を成し遂げなければ…
私は頭に刻んだ顔を探し始めた。
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アンナ(プロフ) - 歯に優しいケーキさん» コメントありがとうございます!同じ表情!?まさかそこまで世界にのめり込んで頂いてるとは……作者冥利に付きます!嬉しい限りです!これからも頑張らせて頂きます! (2020年9月14日 22時) (レス) id: bc274ad562 (このIDを非表示/違反報告)
歯に優しいケーキ(プロフ) - とても面白いです!ついつい主人公と同じ表情をしたりしてしまうほど良い作品でした!頑張ってください! (2020年9月14日 21時) (レス) id: 4a10400b0a (このIDを非表示/違反報告)
アンナ(プロフ) - 黒ユリさん» コメントありがとうございます!か、神!?そこまで評価して頂きありがとうございます!嬉しみで溢れます!これからも頑張らせて頂きます! (2020年9月14日 20時) (レス) id: bc274ad562 (このIDを非表示/違反報告)
黒ユリ - 神作品ッッ!!この他の小説とは違う何とも言えない感じ好きです(←語彙力)更新頑張ってください! (2020年9月14日 20時) (レス) id: 09d9536e19 (このIDを非表示/違反報告)
アンナ(プロフ) - なー@鉛筆さん» コメントありがとうございます!気づいたら凄く順位が伸びててびっくり!コメントも来てて更にびっくり!しかも好きって言ってくださって…!嬉しいです!ここまで伸びるとモチベが上がりますね!更新頻度上げなくては…!頑張ります!コメントありがとうございました! (2020年9月14日 18時) (レス) id: bc274ad562 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アンナ | 作成日時:2020年3月5日 9時