泣き虫弱虫だけど呪術師２【呪術廻戦】 (ページ2)

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五十話ページ2

バゴッと箱が勢いよく開いた。

五「故人の虎杖悠仁君でぇーす!!」
虎「はい!!おっぱっぴー!!」

私達はどういう顔をすればいいのだろうか。

虎「(えっ…えーー!?全っ然嬉しそうじゃない!!せめてAは…面で分からねぇが複雑な雰囲気だしてる!?京都の人らは…お土産に夢中ー!!)」
釘「おい」
虎「あ、はい」
釘「何か言う事あんだろ。特にAによ」
虎「え…黙っててすんませんでした。生きてる事…」

虎杖、合流。

京都姉妹校交流会
1日目、団体戦。

指定された区画内に放たれた2級呪霊を先に祓ったチームの勝利となる。

区画内には3級以下の呪霊も放たれており日没までに決着つかなかった場合討伐数の多いチームに軍配があがる。

それ以外のルール…一切なし。

東京校サイド、ミーティング

虎「あのぉ〜これは…見方によってはかなりハードなイジメなのでは…」

虎杖は遺影の額縁を持たされていた。

釘「うるせぇしばらくそうしてろ」
虎「つーかA、痛てぇ、あちぃ。呪力あんま篭めんなよ」
『……』

無言で虎杖の背中を殴り続けるA

虎「そろそろ誰か止めてくれよ」
釘「黙れ。私のA泣かせた罰だ。大人しくくらっとけ！ほぉ〜らA。むしろ1発くらい本気で殴って良いんだよォ〜」
虎「死んでないのに火葬される!?変な事吹き込むなよ!!」
パ「まぁまぁ事情は説明されたろ。許してやれって」
虎「喋った!!」
狗「しゃけしゃけ」
虎「なんて？」

狗巻の言葉を理解出来ない虎杖に伏黒が説明する。

伏「狗巻先輩は呪言師だ。言霊の増幅・強制の術式だからな。安全を考慮して語彙絞ってんだよ」
虎「「死ね」って言ったら相手死ぬって事？最強じゃん」
パ「そんな便利なもんじゃないさ。実力差でケースバイケースだけどな。強い言葉を使えばデカい反動がくるし最悪自分に返ってくる。語彙絞るのは棘自身を守る為でもあんのさ」
釘「他人の術式をペラペラと…」
真希「いいんだよ。棘のはそういう次元じゃねーから。んな事より、悠仁。屠坐魔(とざま)返せよ」

屠坐魔は虎杖が初任務の時に五条先生から貰った刀である。

しかしそれは次の任務で壊された。

虎杖は察する。

①(真希に)五条「かしてー」→(虎杖に)五条「あげるー」
②虎「こわした…」真希「かえってこねぇ」五条逃走。

虎「五条先生ガ……持ッテルヨ……」

虎杖は1つ、嘘をついた。