私の居場所を奪うとか無理ですよ？ (ページ3)

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昼休みになり、僕と英二は肩を並べ、テニス部の元に向かう

そうしようとした

白崎「ねぇ周助くんと英二くん。学校案内してくれないかな？」

は？

せっかくの昼休みを学校案内に使う……？

それに何で僕の名前を気安く呼んでんの？

気持ち悪い

不二「ねぇ英二、何か聞こえた気がするけど気のせいだよね？」

菊丸「そうだにゃ！それ以前になーんにも聞こえなかった！」

ふふ、だよね

僕たちの耳はAちゃんの声を聞くためにあるようなものだからね

はぁ、早くAちゃんに会いたいなー

白崎「周助くん！英二くん！」

うるさいなぁ

英二を見てみると、「名前で呼ばないでほしい…」と呟いていた

それはそうだよね

本当はマリオネットが勝手なことしちゃいけないけど流石にイラついてきたから何か言おうかな

不二「ねぇ白崎さん。さっきからうるさいよ？」

白崎「え？そうだったの…。ご、ごめんね」

不二「そう思うなら一生僕に話しかけてこないでね？目障りだよ」

にこりと適当に笑みを貼り付けると、驚いた顔をする白崎さん

ふふ、無様だね

白崎「で、でも！学校案内して欲しい…な？」

僕と英二の手を取って見つめてきた

最悪だよ

後で手をしっかり水で洗わないと

菊丸「気持ち悪いにゃん！それに俺の名前を許可なしに呼ばないでよ！」

ばしっと手を振りほどいた英二

操り手であるAちゃんにしか触れられたくないね？

不二「学校案内は他の人にやってもらいなよ。何で僕たちなの？それに僕たちは今から昼食をとる時間なんだからさ、もう行ってもいいよね？」

優しく手を振りほどいた

白崎さんのせいで時間が減っちゃったじゃん

不二「もう僕………僕たちには関わってこないでね」

僕はそう残した