私の居場所を奪うとか無理ですよ？ (ページ1)

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わページ1

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桃城「A～！早く教室に行くぞー？」

『あ、はーい』

青学に転校してから、私の人生は変わった

どん底の淵にいたのに、今では彼らのおかげで救われた

全国大会は、私たち青学の勝利だった

最初は負けてたけど、立海のペースに飲み込まれないで一生懸命プレーをしていた彼ら

立海に勝ったとき、第一感想はこれだ

『ざまぁみろ』

人がいる中、ぼそっと呟いた

だって、やっと復讐できたんだもの

敗者の立海は泣いてる者、悔しそうにしている者がいる

それだよそれ

私が見たかった表情

だってさ、立海のみんなは今までずーっと私にこんな顔をさせてきたんだよ？

なのに彼らがそのような表情をしないなんて不公平だよねぇ？

桃城「なぁ！昼になったらダッシュしようぜ？」

『え？なんで？』

桃城「購買の数量限定のパンが売られる日なんだよ！」

無邪気に笑っているようだけど、それは周りから見てからだ

私から見たら？

"感情のないマリオネット"

目は虚ろで笑っていてもそれは乾いた笑み

だけど、私はいいよ？

いや、そうじゃないと困る

マリオネットは自分の意思だけじゃ動けない

動くには操り手がいないといけない

桃ちゃんは私のマリオネット

勿論、他の人もだよ

だってさ、「Aにならマリオネットのように操られてもいい」って手塚先輩が言ってくれたんだ

他の人もその意見に賛同

最初は驚いたけど、よくよく考えたら私のことを考えての言葉だと思った

だってそうじゃないと、そんなこと言わないでしょ？

桃城「あ、そう言えば、三年に転校生来るらしいぜ？」

『そっかー。気になるなぁ』

桃城「しかも女だぜ？(……はぁこれ以上女なんて増えないでほしいぜ。女はAを傷つける存在だからな)」

『いいじゃん！女の子とか嬉しいな』

なんて思ってない

最悪だよ

あ、でもいいかもしれない

彼女の行動しだいでは見逃してあげるけど＿＿

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＿＿少しでも私の居場所を奪うつもりなら容赦はしない

私という名の操り手、そして青学テニス部……マリオネットが＿＿

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『お人形として、いーっぱい可愛がってあげるからねぇ』