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「Aちゃんってさ、馬鹿だよね。」
そうだね。頭も悪いしね。しってる。
「しかもさ、全然話すの下手くそだし、」
それもしってる。大勢の前で話すの緊張するんだ。
「楽器も下手くそだしねぇ。」
しってる。音符も未だに読めないんだ。
「やっぱりさ、」
Aちゃんなんかより、○○ちゃんの方が部長の方が良かったよね。
何も
何も、知らないくせに。
〜〜〜
「…………はっ…………」
「おや、目覚めたかい?」
紫の髪が見える。
確か、その声は。
「えっと…………カセン……カネサダさん……。」
「いかにも。僕が歌仙兼定だよ。呼びにくいだろう、歌仙と読んでくれ。」
と言い、歌仙兼定……もとい歌仙さんは私に体調を尋ねてきた。
あの後、どうやら倒れたらしい。
倒れる前に見た黄色い狐は、いなかった。
取り敢えず、歌仙さん以外誰も居ないので色々尋ねてみよう。
「あの、歌仙さん。この部屋は……?」
「ああ、この部屋はね。審神者部屋だよ。離れにあるんだ。」
ん?
今何と言った?
「審神者?」
「いかにも。」
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作者名:お握りさん | 作成日時:2019年8月26日 0時