輝くステージ！〜２〜

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noside〜ダンスの練習中


ゆず「そこで踏み込んで腹筋に力いれてターン！いいぞ！音楽よく聞いて、ちょっとくらい間違えても気にしない。ダンスは楽しくリズムに乗ってラストはゆずと一緒に決めポーズ、行くーよ。はい決め！」

ゆめ「わぁ、自主練の時よりすごいスムーズに踊れた！」

ゆず「OK！2人ともすごくいい感じだぞ！」

あこ「ゆず先輩のご指導がいいからですわ」

ゆめ「あの、もう一回お願いします」

ゆず「どうして？」

ゆめ「だって、もっと練習しないと」

ゆず「ダンスちゃんと踊れてたぞ！」

ゆめ「でも…不安で」


あこ「この曲は授業でも習ったでしょ？もう十分だと思いますけど」


ゆめ「でも…」


あこ「また失敗しますわよ。あの時みたいにまた倒れてもいいんですの？これ以上の練習はオーバーワークですわ」


ゆず「そうだぞ！」


ゆめ「そっか、そうですね」


あこ「シャッー！ニャッニャッ！」


ゆめ「わぁー、何で？」


あこ「いつも、貴女にはイライラしますけど、今日の貴女は、さらにイライラしますわ！シャッー！」


ゆず「まあ〜、廊下にある差し入れでも貰いにいこうよ」


あこ「はい、ニャン！」


ゆめ「うん？」


あこ「うわぁ〜差し入れいっぱいですわね」


ゆず「でしょ〜？ゆめちゃんどれ食べる？」


ゆめ「いえ、私は…」


あこ「ゆめちゃん、飴食べる？」


ゆず「今の七倉小春ちゃんだよね？にてる！」


あこ「お誉めに預かり光栄ですわ」


ゆめ「どうして？」


あこ「別に小春ならこうすると思っただけですわ」


ゆめ「あこちゃん」


ゆず「ほーら、2人とも楽屋へ行くぞ！」


ゆず、あこ「いただきます！」


あこ「本当に食べないんですの？」


ゆめ「ごめん、あんまり食欲なくて」


あこ「シャッー！ニャッニャッ！」


ゆめ「どうして〜？」


あこ「腹が立つからに決まってるでしょ！？貴女、いつもだって食べ過ぎなくらい食べてたくせに！何で食べないんですの！？」


ゆめ「だって、不安で…もし、また失敗しちゃったら応援してくれる人も友達もいなくなちゃうかもしれない。そうなちゃったら、私…」


あこ「だからフェスに出ないつもりでしたの？ゆず先輩に誘われなかったら出なかったんでしょ？一人でうじうじしている貴女をみて小春が喜ぶとデモ思いますの？あぁ〜、もう！速く食べなさいよ！ゆめが食べないならその分食べちゃいますわよ」


ゆめ「ごめんね、あこちゃん。なんか心配かけちゃって」


あこ「心配なんてするわけないでしょ？私には重要な目的があるのです」


ゆめ「目的？」

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