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7話 ページ7

『先生、お話って…』

ワイワイと騒がしくなり始めた雰囲気を見てAがケントへ声をかける。

紫「あっ、あぁ。今日みたいなことよくあるのか?」

ケントが話し始めると途端に部室は静かになった。

『今日みたいなことって…?』

赤「掃除当番押し付けられることだよ!」

アキラの言葉に黙り込んでしまったA。

紫「あるんだな。」

それをケントは肯定と受け取った。

『あったら…』

青「どうしました?」

『あったらどうだって言うんですか?』

Aの言葉に全員が言葉を失った。

それではまるで、自分から受け入れていると言っているようなものだ。

紫「どうって…一歩間違えたらいじめだぞ?」

青「というか…すでにいじめだと思いますが?」

『あれくらいで済んでいればいい方なんですよ…』

彼女は小さく呟き、自傷気味に口角を上げた。

赤「今日だって俺達が助けなかったらッ―ー」

『いい迷惑です。』

黄「へっ?」

緑「迷惑…?」

いまいち状況を呑み込めていないタツキと朴でも、彼女の発言が適切でなかったことだけは分かる。

赤「なんだよその言い方っ!」

グッとAの肩を掴んだアキラ。

『私に構わないでください。』

赤「はあ!?」

『今日まで何も言わなかったくせに、どういう風の吹き回しか知らないですが…私には私の生き方があるんです。あれが私にとって平和に生きる方法なんです!』

青「あんな、こき使われて感謝もされないような生き方が…ですか?」

『それくらいどうって事ないです。殴られたり、蹴られたり…っいえ…なんでも。』

勢いで言葉を発したらしいAは、自分が何を言っているのか気が付いたらしく口をつぐんだ。

紫「どういうことだ?」

『だからなんでもないです。』

焦ったように踵を返すとドアへ向かって歩き始めた。

『一応…今日はありがとうございました。それから部活の邪魔して申し訳ありません。』

そう言って頭を下げる。

『ただ、もう私には関わらないでください。失礼します。』

部室を出て行ったAの後ろ姿を見て、朴が口を開いた。

緑「いいんですか!?行っちゃいますよ!?」

黄「そうだよっなんか…詳しく聞いた方が…」

しかしアキラも悔しそうに口をつぐみ、奏も静かに何かを考えているようで。

紫「まあ、AにはAの考えがあるんだろう…」

ケントも納得いかない、という表情を浮かべながら後を追う事はしなかった。

そして気持ちを切り替えて部活するぞ!と声をかける。

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炭酸(プロフ) - 剣城萌江さん» ありがとうございます(^^)こんな駄作ですが…先生をより好きになるお手伝いが出来て私は幸せです! (2017年7月8日 10時) (レス) id: 35aaf36854 (このIDを非表示/違反報告)
剣城萌江(プロフ) - 最近リア友にアルスマグナを布教され、見事に沼にハマった新米メイトです。ケント先生推しなので最初からドキドキワクワクしました!これを読んでもっと先生のことが好きになりました(*´ω`*) (2017年7月6日 16時) (レス) id: 869f1bba53 (このIDを非表示/違反報告)
炭酸(プロフ) - あさべるさん» ただいまです!ありがとうございます(^^)読みに来てください!ゆっくりではありますが、書き始めてますので、気長にお待ち下さい(^_^;) (2017年6月4日 23時) (レス) id: 35aaf36854 (このIDを非表示/違反報告)
炭酸(プロフ) - アメさん» ご無沙汰してます。長らくお待たせしました(;´Д`)お気遣いありがとうございます(^^)アメさんもお気を付けて! (2017年6月4日 23時) (レス) id: 35aaf36854 (このIDを非表示/違反報告)
炭酸(プロフ) - 韮さん» ただいまです!はい!のんびり楽しく頑張ります(^^) (2017年6月4日 23時) (レス) id: 35aaf36854 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:炭酸 | 作成日時:2017年2月22日 0時

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