27話side黄 ページ27
お茶をしながらAちゃんを待っていれば、「ほらほら!自信もって!」と上霧さんに背中を押されて登場した女の子。
その姿に思わず言葉を失って、凝視してしまった。
緑「えっ…ちょ、え?誰?」
ウィトっちも同じだったみたいで、心の声が駄々漏れ。
『ごめんなさい。私です。』
黄「Aちゃん、すっごく綺麗じゃん!」
僕は思わずAちゃんに駆け寄った。
緑「えっ!?A先輩!?うわー!凄い凄い!」
するとウィトっちも同じように駆け寄ってくる。
上「私ね、こういう嬉しそうな顔見るのも大好きなんだよ。」
Aちゃんの後ろに控えていた上霧さんが、コソッとAちゃんの耳元で呟いた。
上「後ろは短かったところに合わせて切ったので、かなり思い切ったショートヘアーになっちゃいましたけど…」
黄「いい!凄く似合ってるよ!」
上「ふふっ、お顔立ちもスタイルもいいのでベリーショートも似合いますよね?」
緑「似合う!かっこいい!」
『視界がクリアだと…凄く落ち着きません…』
今まで長かったので、と前髪をいじるAちゃん。
正直長い前髪の奥に、こんなきれいな顔が隠れているなんて思わなかった。
緑「どうして今まで隠してたんですか!?そんな美人なのに!」
黄「いや…ウィトっち…これは問題だよ…」
僕は思ってしまった…
緑「タツキ先輩?」
黄「Aちゃんが世の中に見つかっちゃう!」
上「榊原様?」
黄「僕達以外に、Aちゃんの美貌がさらされちゃうよ!どうしようウィトっち!」
緑「ちょっと!タツキ先輩落ち着いてー!」
『そんな大げさな…』
黄「大袈裟じゃないよ!Aちゃん、君は自分が思っている100倍綺麗なんだよ!?きっと色んな男が言い寄ってくるし…どうしよう!僕達が護らないとっ!」
緑「そうは言っても、僕達だって今日までA先輩が美人って事知りませんでしたよ?」
ウィトっちの冷静な言葉に、焦っていた僕の頭も落ち着いてくる。
黄「それも…そうなんだけど…」
『榊原先輩っ私そんな心配されるような人間じゃ―ー』
黄「榊原先輩って他人行儀だよね?タツキでいいよ!」
『ぇ…でもっ』
緑「それいいですね!僕も朴じゃなくて、ウィトって呼んで下さい!」
『えぇ!?』
あたふたと焦るAちゃんは、隠れていたせいで分からなかったけど、表情も豊かだった。
緑「その方がもっと仲良くなれそうですし!」
黄「うんうん!」
『頑張ってみます…』
その時携帯が鳴った。
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炭酸(プロフ) - 剣城萌江さん» ありがとうございます(^^)こんな駄作ですが…先生をより好きになるお手伝いが出来て私は幸せです! (2017年7月8日 10時) (レス) id: 35aaf36854 (このIDを非表示/違反報告)
剣城萌江(プロフ) - 最近リア友にアルスマグナを布教され、見事に沼にハマった新米メイトです。ケント先生推しなので最初からドキドキワクワクしました!これを読んでもっと先生のことが好きになりました(*´ω`*) (2017年7月6日 16時) (レス) id: 869f1bba53 (このIDを非表示/違反報告)
炭酸(プロフ) - あさべるさん» ただいまです!ありがとうございます(^^)読みに来てください!ゆっくりではありますが、書き始めてますので、気長にお待ち下さい(^_^;) (2017年6月4日 23時) (レス) id: 35aaf36854 (このIDを非表示/違反報告)
炭酸(プロフ) - アメさん» ご無沙汰してます。長らくお待たせしました(;´Д`)お気遣いありがとうございます(^^)アメさんもお気を付けて! (2017年6月4日 23時) (レス) id: 35aaf36854 (このIDを非表示/違反報告)
炭酸(プロフ) - 韮さん» ただいまです!はい!のんびり楽しく頑張ります(^^) (2017年6月4日 23時) (レス) id: 35aaf36854 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:炭酸 | 作成日時:2017年2月22日 0時