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京とのランニングを終え、家に帰ってきた。
父と母は昔からの仕事人間で、二人の地位や実績は会社で確立されているらしく、おかげさまで家も無駄にでかく立っているが、本当は俺ができた時、産むかどうか迷ったらしい。だから、向かい側の家に住んでた京とは誕生日も近いから、京の家にほぼ毎日預けられていた。
だから今日も、朝から家には人がいない。こんな生活は慣れっこなので、適当に冷蔵庫を開ける。家事一般は、自分で言うのもなんだか、自分の母よりかはできている自信がある。俺は、中から、卵とベーコンを取り出した。
しばらくすると、キッチンに良い匂いがし始める。目玉焼きの下にベーコンを焼くのは、我が家の主流だ。因みに京も気に入っている。
あっ、と京の名前で思い出す。確か、菜の花の辛子和えがまだ残っていた筈だ。俺はまた、冷蔵庫を開ける。うん。ちゃんと作り置きされている。青色のタッパーを取り出す。京は度々家で飯を食べに来るので、作り置きして保存してある。他にも色別に保存してあるものがあって、俺の好物の金平ごぼうとか切り干し大根とか、ひじきとか和食系が多い。俺が和食好きなのもあるし、何かと日本料理は保存期間が長いので最早一人暮らしに近いこの生活には、何かと便利だ。こんな生活のせいで、そこまで好きじゃなかった家庭科の成績がなぜかしら高いという驚異的な事が起こっている。
昨日作り置きしていた味噌汁を温めている間に、ご飯をよそう。ランニングに行く前に炊いておいたのだ。そして、使ったフライパンを洗って拭いて、片付けも終わらせる。丁度味噌汁も温まったので、それをお椀につけて、机に置く。
うん。我ながら良い仕上がりだ。
エプロンを椅子にかけて座る。実はこのエプロン。京のお母さんが、なぜかしら京とお揃いで買ってきたものだ。俺が、紺で京が黒。なんの柄もない無地でシンプルなので、俺も気に入っている。京も最初はこんな柄じゃないと言っていたが、今では俺の料理を手伝うときも、家でも愛用しているらしい。京のお母さん情報だけど。
風峯「いただきます」
無駄に広いリビングに響く声は、最初は、少し寂しかったけど、今ではもう慣れた。あんな両親でも、なんだかんだでたまに帰ってくるし、新しい家電や、どこで使うのかもわからない大量のお小遣いを俺や京にもくれたりする。しかも食費とは別で。
なんだかんだで、陰ながら支えてくれる両親もいるので、結構充実している。
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光ノ華(プロフ) - ゆうさん» 因みに呼び名の方は、「りょう」と呼びます。いえいえ、またわからない所があったら聞いてくださいね！ (2019年2月17日 13時) (
レス) id: ea33931369 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - りょうきですね。ありがとうごさいます。いえいえ、私が漢字に弱いだけなので！ (2019年2月17日 11時) (レス) id: b7f069714a (このIDを非表示/違反報告)
光ノ華(プロフ) - ゆうさん» りょうきです！ごめんなさい……読みにくかったですよね…… (2019年2月17日 7時) (レス) id: ea33931369 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - すいません。私漢字に弱くて変更なしだと嶺貴ってどう読むんでしょう？ (2019年2月17日 0時) (レス) id: b7f069714a (このIDを非表示/違反報告)
光ノ華(プロフ) - 分かりました！ありがとうございます（小声） (2019年2月13日 6時) (レス) id: ea33931369 (このIDを非表示/違反報告)
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