【ハイキュー】秒の覇者

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風峯「いや起きてるって京」

赤葦「だったら早くユニフォーム持ってこい」

風峯「えー制服の下に着るの？」

赤葦「そのまま第二体育館に移動してやるんだから時間ないだろ」

木兎「赤葦!その間って俺達何してればいいの？」

赤葦「適当に体温めといて下さい」

風峯「京俺は?」

赤葦「発表したらすぐこっち来い。軽くトス合わせるぞ」

木兎「ねぇ赤葦。ネットは?」

赤葦「俺と二人で立てるに決まってますよ」

木兎「えー！！二人でとか大変じゃん!」

赤葦「文句言わないでください。別に練習するわけじゃないんですから、高さだけ合わせて後は結べばいいでしょ」

木兎「おー！！流石赤葦頭良いー！」

風峯「京、俺も手伝う」

赤葦「ありがたいけどお前は着替えて早く終わらせてこい」

風峯「あと何分」

赤葦「10分も無い」

風峯「行ってきます」←

木兎「俺達も行こーぜ赤葦！！」

赤葦「その前にまず着替えてください木兔さん」

木兎「へーい。…ところで赤葦」

赤葦「なんです？」

木兎「風峯はあのまま行かせて大丈夫だったのか？」

赤葦「………は？」

木兎「彼奴、結構な人見知りだろ？会場担当なんだから緊張のあまり口をパクパクなんかさせ(すみません木兔さん!えー？赤葦ー？」
ーーー

会場担当もやらされている俺は、迫りくる見知らぬお母様方の誘導をしているのだが

「ねぇねえ貴方、男子バレー部の風峯嶺貴君でしょ！！」

「やだイケメン!!もう一人の子もいい顔の子よねぇ〜！」

「赤葦京治君でしょ!その子今日はいないの？」

やばい。どうしよう。どう対処すれば良いのだろ、う

男ならいいのだが女性にもなると何をしてくるかわかったもんじゃない。やっぱり苦手だ

今日は京がいないし、目の前のこの集団は溜まったもんじゃないが、しっかりやらないと

風峯「…取り敢えず、他の保護者さん方の迷惑になるので会場へお進みください(精一杯の笑顔)」

「「「キャーーーーー♡♡♡////」」」

やばい、もう時期死ぬわ

はいはい進みましょうねーと他の担当の人達が助け舟を出してくれる

よ……ようやく開放される

俺達男子バレー部は先の春高で優勝とかまでは行かないが、準決勝で負けて、三位決定戦で勝利しそこまで様々な記者の取材を受けて、俺達もそこそこ、木兔さんなんかは日本中に名が知れ渡っている

なんでそんな俺をここに連れてきた生徒会には文句しかないが、京がいない今こそ、頑張らなければ

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