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side赤葦

赤葦「とにかく嶺は俺がいない時はどこにも行かないでよ。それか一言言ってから行動するように」

風峯「はーい」

赤葦「…なんでそんなに素直に頷けるんだよ」

風峯「少し躊躇ったほうが良かった?」

赤葦「…いや、いつも通りで助かりました」

風峯「俺って、何か外れてるの?」

赤葦「木兔さんと比べれば、素直すぎて助かってるよ」

風峯「比べる相手が違うよ京」

赤葦「俺の近くに常にいる人二人を比べたっておかしくはないよ」

風峯「…木兔さんと比べたって俺が勝てる自信しかないんだけど」

赤葦「まぁ…そうだけどね」

風峯「…なんでこんな話になったんだっけ」

赤葦「よく戻ってきた。さあ戻るぞ」

風峯「教室…?」

赤葦「当たり前だ」

風峯「…うわ嫌だ」

赤葦「さっきまで自分から行こうとしてたのに今更何言ってんだよお前」

風峯「先生に怒られたりとか…」

赤葦「…お前ってそんなこと気にする奴だったっけ」

風峯「…てか教室すら嫌だ」

赤葦「…中にいることすらってこと?」

風峯「……うん」

赤葦「…………あー。あれか」

風峯「女子煩い」

赤葦「…てかそれが理由?」

風峯「八割」

やっと教室に戻ることができると思ったが、嶺が女恐怖症が発動してしまった
今では普通に話せるが、所見の女子とは全く話せない上に、嶺はモテる。だから新クラスでこいつと同じクラスになれた女子が必ず騒ぐと、嶺は毎年自分より身長が低い俺を盾にして後ろで震えていたことを思い出した

赤葦「嶺、先生に怒られるか、女子に騒がれるかどっちが嫌?」

風峯「…女子…」

赤葦「なら、先生にしっかり自分で事情話せ。後は俺が何とかしてやるから」

風峯「…っ!」

嶺はそう言うと、どがっと俺に抱きついてきた

風峯「京 神…」

赤葦「アホか。毎年やってる事と変わらないよ」

風峯「そういえばそうか」

何か納得して、離れていく嶺

全く、いつ嶺に彼女ができるか心配だ。今のところ心を開いているのはマネージャーの二人だけだし、ちゃんと俺とは幼馴染みの関係だし。…ちゃんと環境は整っているはずだ

…という俺も、未だに初恋もまだだが

赤葦「…ちゃんと普通にしててくれよ嶺」

風峯「…何か目立つ様なことはしてないつもりだけど…?」

赤葦「……あ うん。もういいや」

風峯「………?」

一番の原因は嶺にその気が無いところだと思う

何か吹っ切れた嶺は颯爽と教室に戻っていった

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光ノ華(プロフ) - ゆうさん» 因みに呼び名の方は、「りょう」と呼びます。いえいえ、またわからない所があったら聞いてくださいね! (2019年2月17日 13時) (レス) id: ea33931369 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - りょうきですね。ありがとうごさいます。いえいえ、私が漢字に弱いだけなので! (2019年2月17日 11時) (レス) id: b7f069714a (このIDを非表示/違反報告)
光ノ華(プロフ) - ゆうさん» りょうきです!ごめんなさい……読みにくかったですよね…… (2019年2月17日 7時) (レス) id: ea33931369 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - すいません。私漢字に弱くて変更なしだと嶺貴ってどう読むんでしょう? (2019年2月17日 0時) (レス) id: b7f069714a (このIDを非表示/違反報告)
光ノ華(プロフ) - 分かりました!ありがとうございます(小声) (2019年2月13日 6時) (レス) id: ea33931369 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:光ノ華 | 作者ホームページ:ないっす  
作成日時:2018年12月28日 17時

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