18.距離感 ページ18
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「………」
昨日と同じ場所
ドアの真ん前でやっぱり足が止まる。
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引き受けたことだからちゃんとやらなきゃいけないんだけど
いろいろ不安になってしまう。
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松本さんから二宮さんに話は行ってるのかな？
迷惑って思われないかな？
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手ぶらで行くのもどうかと思い、売店で買った温かい缶コーヒー。
手のひらの熱を感じて
冷めないうちに、と覚悟を決めてノックした。
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和「どうぞー」
中からの返事に
今日は起きてたんだ、とうれしいような緊張するような…
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「し、失礼します」
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和「あ、どうも」
ベッドにもたれている二宮さん。その手には水色のゲーム機が握られていた。
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「えと…今、大丈夫でしたか？」
和「大丈夫も何も、この通り暇ですわ(笑)」
そう言って肩をすくめるしぐさをした二宮さんがなんか面白くて
気がほんの少し楽になった
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和「うちのJから聞いてるよ。なんかごめんね？変な頼み事したみたいで」
「いえ、全然！」
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和「いや、ほんとに来なくても全然大丈夫だからね？」
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気を使ってそう言ってるんだろうけど
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…なんか……
少しだけ心の中がもやもやっとした。
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「あの、長居はしませんので…」
毎日二宮さんが元気そうか確かめるだけでいいんでしょ？
それ以上私にできることなんてないし…
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…しちゃいけないんだろうし
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19.まだ誰も知らない“はじまり”→←17.理由のないfelling
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ちか(プロフ) - 大宮さりぃ。さん» 大宮さりぃ。さん、初めまして！コメントすごく嬉しいです。主人公も二宮さんも不器用ですよね(笑)それゆえ、スローペースで進みますが、付き合ってあげてください。応援本当にありがとうございます！ (2014年3月11日 21時) (
レス) id: f4deae0e6b (このIDを非表示/違反報告)
大宮さりぃ。(プロフ) - ………くぅｯ!!!!初々しいなぁ！もぉ…(笑)お思いながら読ませて貰っている私ﾃﾞｽ(笑)とても引き込まれます！頑張って下さい♪ (2014年3月11日 20時) (レス) id: 35327966ca (このIDを非表示/違反報告)
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