最終話 ページ10
彼女は長い間泣き続け…
貴女「トントン…」
今は静かにトントンを見つめている…
が、その時
？「・・・・あのそろそろ泣き止まんと俺起きにくいんやけど」
貴女「！？」
？「いった！？急に離す事ないやろ！？」
貴女「えっ・・・な、え？い、生き返った？」
トントン「あっ、どうも人間のトントンです」
貴女「っ！！おかえり！」
トントン「おっと…おん、ただいま」
貴女「死んだかと思った」
トントン「ん？いや死んだよ一回」
貴女「へ？」
トントン「天使としての俺は死んだ。禁忌を犯してしまったからな。だから堕天させられ、人間になった。」
貴女「へ？堕天って堕天使になるんじゃないの？」
トントン「ん〜まぁ、せやから天使が人間に堕とされる。その者の事を堕天使って言うから。まぁ、言えば俺は今堕天使なわけやな」
貴女「じゃぁ、トントンはもう天使じゃなくて普通の人間？」
トントン「そーいうこと、残念？」
貴女「全然！それより生きてることが嬉しい」
グッとトントンを抱きしめ。
胸に秘めた思いを告げるため口を開く＿＿
貴女「トントン…私＿」
？「天使が剣をふるっていると聞いて来ては見たが…ふむ」
ばっと、振り向けば。忠誠を誓ったグルッペン・フューラー総統閣下がいらっしゃった。
貴女「総統閣下！？こ、これは…その〜」
トントン「どうも〜元天使のトントンです」
グッと私を抱き寄せ、挑発的に総統閣下にものを言うトントン。
貴女「トントン！？」
グルッペン「ほぅ…これは面白い。そうだ！どうだ二人一緒に世界征服しないか？」
総統閣下は悪戯っ子の様な笑みを浮かべこちらに手を差し伸べた
トントン「フッ…面白そうやな。」
トントンはその手を取り立ち上がる。
貴女「えっトントン！？」
グルッペン「そうと決まれば城に戻るか紹介したい奴らが居る。それと（人1）君には今回の功績を称え昇進を命じる。位は総統補佐だ。」
貴女「えっ！？！？」
トントン「ふ〜ん譲らへんで？」
グルッペン「あぁ、望む所だ」
貴女「え？あの？？」
グルッペン「それじゃぁ、行くか」
トントン「ホラ、（人1）行くで？」
貴女「えぇ？！」
グルッペン「そうだ、まだ返事を聞いていなかったな。」
（人1）とトントンは顔を見合わせ…
「ハイルグルッペン！！」
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作者名：ユキ猫 | 作成日時：2017年8月29日 4時
