『wrwrd!』天使の君と弱虫な私。『tntn』 (ページ7)

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6話ページ7

火薬と血の匂い。

そして、激しい鈍痛。

戦争も終わりが見え始め、油断していたところを、敵兵に射抜かれてしまった。

貴女(私死ぬのかなぁ)

無我夢中でここまで来たが、それも此処で終わりか。

近づく敵兵に観念しそっと目を閉じた。

思い出すのは彼の事。

貴女(トンちゃん羽戻るといいなぁ…)

きっと、彼の羽が元に戻るのは難しいことかもしれない。

だが、長い月日を持ってすれば、また彼の綺麗な羽を見ることが出来るだろう。

貴女(あぁ、もう一度見たかったな…いや違うか…また会いたいな)

ふとっ目を開けると振り上げられた剣先

貴女(ハハッどうやら叶いそうにないか…あ～きっとまたいつか出会えたならその時は…きっと＿＿＿)

全てを諦めたその時＿＿＿＿

目の前にひらりと落ちて来た一枚の白い羽と

カキンっ

と、言う何かを弾く音が聞こえた。