Story.7 ページ8
「んじゃま、櫻は唯我のお守り、おれが点を取って出水がカバーで」
「異議あーり！
生存点は、私が確約するわ。ただし、唯我のお守りはほぼしないから」
「酷い櫻先輩！薄情な……！」
「薄情……？むしろ今までよく守ってきたわよ私、激弱いあんたをね！
一旦ボコられて反省しなさい」
「おいおい、それで負けたらどうすんだ？」
「負けないように点とってくるのが隊長の仕事でしょうが。ちょっとは働きなさいよ」
「りょーかい。じゃ、行くか」
A級ランク戦、第1回戦。
場所は市街地Cである。
ちなみに、ステージ選択権は最下位チームにあるため、太刀川隊がステージを選ぶことはない。
「ま、今回ステージ選択権三輪隊だものね。
奈良坂、古寺がいるからスナイパー有利の地形のにするわよね」
市街地Cは建物が多く、傾斜に沿った坂道と高低差のある住宅地ステージである。
スナイパーの居ない太刀川隊には一見不利なステージである。私の地面から狙撃をする方法も、こうも高低差のはっきりした場所だと難しい。
……ま、三輪隊としては私が唯我を切り捨てる想定がないからこそ私封じがしやすいステージを選んだのだろうけども。
「国近、トリガーセット決めたわ」
「調整の準備できてるよ〜」
私は仮想戦闘空間でランク戦が行われるのをいいことに、ステージや相手を見てトリガーセットを決めている。
そのためステージ発表のあったあと、転送直前に、転送の際のトリガーを国近にセットしてもらっているのだ。
「メインに短刀孤月、アイビス、アステロイド、シールド。サブに短刀孤月、バッグワーム、グラスホッパー、スパイダー」
「ヒイッ……！ほんとにシールド1枚しかない……！」
「そうよ、自分の身は自分で守りなさいよね唯我。
さあ、行きましょうか」
程なくして、身体がふわっと浮く感覚。
市街地Cへ転送されて、A級ランク戦が始まった。
*
市街地Cに入ると同時にマップを開いてビーコンを確認する。
「とりあえず唯我と合流するわ」
『まさかボクを守ってくれる気に……！』
「何言ってんの。今回のアンタは言うなれば囮、エサよ。
せいぜい頑張って生き残ることね……っと！」
通信を介して唯我とお話しながら、その場から数歩下がる。するとチカッと高台が光り、元々私の居た場所の横に2発銃弾がめり込んだ。
イーグレットだ。
「佐鳥みーっけ。国近、場所太刀川に送って。
遠すぎるけど一応私も反撃しとくわ」
私はアイビスを構えた。
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近藤。(プロフ) - ピノさん» コメント返すのが遅くなったすみません、読んでいただいてありがとうございます！原作がもう少し進んだら更新しますのでもう少しお待ちください……！頑張って更新しますね！ (2月10日 22時) (
レス) id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)
ピノ - コメント失礼します！すごく面白かったので、1から一気見しちゃいました笑更新大変だと思いますが頑張ってください！応援してます！ (10月5日 21時) (レス) id: 0fe5dcb2f7 (このIDを非表示/違反報告)
近藤。(プロフ) - RIOさん» こんにちは、コメントありがとうございます！更新遅いのに長い期間読んでいただいてありがとうございます、とりまるびっくりしますよね！修正しつつとりまるネタも挟んで行けたらと思いますので、続きも楽しみにしていただけると嬉しいです！ (5月14日 16時) (レス) @page17 id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)
RIO(プロフ) - 長々とすいません！(-_-)ペコ (5月12日 1時) (レス) id: 9824f121c1 (このIDを非表示/違反報告)
RIO(プロフ) - 今晩、遅くにコメント失礼します！実は去年位からこの小説を見てます！本でとりまるのお話を見て私もびっくりしました！内容を考えるのはすごく大変ですが更新頑張ってください！応援してます！ (5月12日 1時) (レス) @page17 id: 9824f121c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：近藤。
| 作成日時：2023年2月9日 4時
