Story.6 ページ7
翌日、私は嵐山隊の隊室へ来ていた。
「はいこれ、京介に持たされた菓子折り」
「なっ……なんで烏丸先輩から……」
「オサムの面倒木虎が見てあげてるからじゃない？
よかったね。ほら、木虎、京介のことすk」
「ああああ、なんで知ってるんですか！
ていうか、デリカシー無さすぎですよ……！
そもそもあれはただの憧れであって」
ポロッと私の口から出そうになった爆弾発言に木虎が顔を真っ赤にしながら私の口を手で無理矢理塞いだ。
本当は避けられたが、黙って口を塞がれてあげたのも優しさである。
ま、デリカシーがないと言われれば否定はしない。むしろクソ生意気な木虎の慌てるところが見たくてわざとやったまである。
満足した私は木虎の手を口から剥がすと、謝りもせずにもう少しからかう。
「ふーん。玉狛入る？
料理当番京介の時は手料理食べられるわよ〜。超美味しいんだから。京介のエプロン姿もレアよ〜」
「えっ……は、入りませんよ！」
「本部と両立大変だけどできないことはないわよ〜、ほら、私っていう前例がいる訳だし」
「入りません！」
「そ？残念」
「それで？なんの用で来たんですか？」
ちょっと機嫌の悪くなった木虎が腕を組みながらそんなことを言った。
用がないなら来るなと言われているようで、ちょっと傷つく。
ま、他の隊の隊室なんて用もなく行く場所でもないんだけど。
「京介からの菓子折り渡しに。あと、宣戦布告に」
「宣戦布告？」
「A級ランク戦第1回戦昼の部の対戦表、確認した？
ってことで、半月後、よろしくね」
そう、A級ランク戦が始まるのである。まだB級ランク戦が終わっていないが、遠征の都合上前倒しで行われることになったのだ。
「うちもう少し上にあがりたいと思っていたところだったんです。負けませんよ」
「うーん、それはどうかな。
これは忠告というかアドバイスなんだけど」
「はい」
「今回のランク戦から唯我を序盤で見捨てることにしたわ。とはいえせっかく餌に近寄ってくる敵を簡単に逃がすつもりもない。
唯我狩りに来るなら対策ちゃんと練ってこないとミイラ取りがミイラになってもしらないから」
「はぁ……結局普段と変わらないのでは？」
「変わらない？本当に？
……ま、対策したところで対策しきれないとは思うけど。
嵐山にもよろしく伝えて。じゃあね」
そうして数日が経ち、A級ランク戦の日がやってきたのである。
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近藤。(プロフ) - ピノさん» コメント返すのが遅くなったすみません、読んでいただいてありがとうございます！原作がもう少し進んだら更新しますのでもう少しお待ちください……！頑張って更新しますね！ (2月10日 22時) (
レス) id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)
ピノ - コメント失礼します！すごく面白かったので、1から一気見しちゃいました笑更新大変だと思いますが頑張ってください！応援してます！ (10月5日 21時) (レス) id: 0fe5dcb2f7 (このIDを非表示/違反報告)
近藤。(プロフ) - RIOさん» こんにちは、コメントありがとうございます！更新遅いのに長い期間読んでいただいてありがとうございます、とりまるびっくりしますよね！修正しつつとりまるネタも挟んで行けたらと思いますので、続きも楽しみにしていただけると嬉しいです！ (5月14日 16時) (レス) @page17 id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)
RIO(プロフ) - 長々とすいません！(-_-)ペコ (5月12日 1時) (レス) id: 9824f121c1 (このIDを非表示/違反報告)
RIO(プロフ) - 今晩、遅くにコメント失礼します！実は去年位からこの小説を見てます！本でとりまるのお話を見て私もびっくりしました！内容を考えるのはすごく大変ですが更新頑張ってください！応援してます！ (5月12日 1時) (レス) @page17 id: 9824f121c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：近藤。
| 作成日時：2023年2月9日 4時
