Story.1 ページ2
「え？謹慎？」
お茶子ちゃんと一緒に共同スペースに行くと、そこには朝から寮の中を掃除している爆豪と緑谷。
なんでも、昨日の仮免試験の後、夜に寮を抜け出して喧嘩をしていたらしい。その証拠に2人の身体中が傷だらけである。
「……爆豪はともかく緑谷、何やってんの」
「アァ！？テメェ治崎！！ぶっ殺すぞ！！」
「謹慎中で仮免も落ちた人にそんなこと言われても全く怖くないですー。それに私爆豪はいつかやらかすと思ってたからね」
「……コロス」
「治崎さん……、かっちゃんをそれ以上挑発するのは」
「ん？謹慎中の緑谷、なんか言った？」
こういうことをしている時に自分の性格の悪さを再確認するのだ。こう……人より優位な位置からものを言う時に自分自身がものすごく生き生きしているのが分かる。
「人の傷口をこうも抉る治崎、お前やっぱスゲェわ！！」
「あ、上鳴。私忘れてないからね昨日のこと。スマホで撮った私の泣き顔の写真消してもらおうか。」
「あー、アレな。消した消した。埋められんのは御免だからな！」
「ならいいけど」
「治崎くん、上鳴くん！！話していないで早く朝食を食べたまえ！！」
上鳴と話していると委員長に怒られたので食卓につく。
今日の朝ごはんは和食。ご飯に味噌汁にお魚と卵焼きだ。
寮生活になってかなり規則正しい生活になっているので朝、学校に行くまでに余裕がある。
ワイワイガヤガヤと騒がしい朝、私はこの時間がすごく好きだったりする。
ご飯を食べているとスマホが鳴った。画面を見ると、サーからのLimeである。
今日の放課後事務所に来い、との事で。
インターンの手続きでもしてくれるのかなー、と思っていながらやってきた放課後、今日はミリオ先輩は学校を公欠してサーの事務所へ行っていたので1人で事務所まで向かった。
「こんにちはー！治崎、参りましたァァ！！」
大きな声で元気よく挨拶をすると、事務所の中にはサー、バブルガール、センチピーダー、そしてミリオ先輩が揃っており、少しだけ皆の表情が険しい。
「A、治崎が動きを見せた。」
こちらを見ながらそう言ったのは、サー。
サーの指す治崎とはきっと兄のことだ。その言葉を聞いて少しだけ動揺しながら、私はサーから渡された報告書に目を通したのである。
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ニナ(プロフ) - サーが死ぬところガチ泣きしました。ありがとうございます (2021年3月15日 20時) (
レス) id: fec159ffdc (このIDを非表示/違反報告)
Ama(プロフ) - ほんとに泣きました、アニメ見て泣いたのですが、本当に良かったです、！！小説？書くのとてもお上手ですね！！ほんとにここまで泣いたの初めてです、 (2021年1月8日 3時) (レス) id: 06070d74b0 (このIDを非表示/違反報告)
近藤。(プロフ) - ぴのさん» いえいえ！！細かいところまで読んでくれてるんだなーって嬉しかったです！！これからもよろしくおねがいしますね！！ (2019年1月28日 1時) (レス) id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 近藤。さん» ごめんなさい！原作しっかり読んでませんでした……完全に早とちりです……本当にすみません!! (2019年1月28日 1時) (レス) id: 3707f5c19b (このIDを非表示/違反報告)
近藤。(プロフ) - ぴのさん» すみません、バブルガールやサーの事務所のメンバーがミリオンと呼んでいるのはわざとです。15巻辺りを読み返していただければ原作でもそう呼んでいる描写がありますので見てみてください！ご指摘ありがとうございました！ (2019年1月28日 0時) (レス) id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：近藤。
| 作成日時：2018年11月30日 12時
