Story.3 ページ4
「よし、じゃあ私らも距離詰めよう。
んで、トラップ敷いてく。」
私は真っ先にその辺のパイプとポケットの中に常備している色々を使ってインカムを作りみんなに配っていた。
そして、音で相手の補足をしながら接近する。
峰田がもぎもぎを繋げた紐で私と同時に索敵を行っている。
場所はわかれども動向は私の個性では分からないからだ。
すると、
「なんかくっついた！」
峰田がそういうとほぼ同時、大量の工業物資が飛んでくる。
あてずっぽーに大量に飛んできたそれらは小大さんと庄田君の個性がかかっており、巨大になって弾け飛んだ。
「どわァ！！」
皆で咄嗟に飛び退いて避けたが……あっぶな。
当たったらアレ相当痛いぞ。
「……怪我するとこだったなー。イラッとした。
場所……結構近いね。
……潰す。」
「潰す……？物騒なのはいかんよ……？」
そう言ってきたお茶子ちゃんにグッと親指を立ててウインクすると、私は地面に両手を着いた。
「距離……50、51、51……んー、何かゴソゴソやってるから第二弾の準備でもしてんのかなー。
50m
「でも作戦は？」
「さっきの攻撃で相手にこっちの位置が割れてんだから近接に持ち込まないと不利でしょ。
舐めた攻撃しやがって……痛い目あいやがれ。
地角天蓋！」
忘れた頃に使いたくなる必殺技。地面を棘のようにしてせり出し相手を攻撃するこの技だが。
「……何アレ。」
「地角天蓋。必殺技。」
「いや、仮免の時と規模がちゃう……。」
地面から一瞬で次々とせり出した棘が工業地帯を次々破壊していく。
……規模を説明するなら、体育祭の時の轟の大氷結と同じぐらいの高さの棘が何十本と地面から飛び出している状況だ。
私のキャパと個性の規模は個性を酷使すればするほど延びることが分かった。
そして、私のキャパ消費は分かりやすく説明するならRPGのMP方式。
指1本で使うと両手10本の指で使う時と比べて10倍のMPを消費して、物を合成する時よりも生物に使う時の方が更に何十倍もMPを消費する。
そして、キャパを超えて倒れた後の回復でMP最大量が増える。
……実はエンデヴァー事務所のスパルタ教育で、私はインターンに行く度ぶっ倒れるまで個性を酷使させられていた。相澤先生には内緒だけど。
そう、この規模拡大は私の血と涙の結晶だ。
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近藤。(プロフ) - 額紫陽花さん» お待たせしてますコメントありがとうございます！続編は更新のペースを少しあげていく予定ですので最後までお付き合いいただければ嬉しいです！！ (2020年1月5日 22時) (
レス) id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)
近藤。(プロフ) - ぴーなっつさん» ありがとうございます！！この小説、オバホ布教のために作ったのでそう言っていただけるのが1番嬉しい！！小説の書き方上げてましたが消しました。もしかしてお読みでしたか？もし必要であればもう1回作って上げ直しますので言ってください！！ (2020年1月5日 22時) (レス) id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)
額紫陽花(プロフ) - オバホ大好きなのでとても楽しく読ませて頂いています！続きお待ちしています!! (2019年12月26日 22時) (レス) id: 948989c80e (このIDを非表示/違反報告)
ぴーなっつ - いつも楽しく読ませてもらってます！大好きです！治崎がめちゃんこかっこいいです。この小説から、オバホが好きになりました。 あと、質問なのですが……以前、小説の書き方みたいなのあげてませんでしたか？あれは、消されてしまいましたか？ (2019年12月20日 17時) (レス) id: a216a3693b (このIDを非表示/違反報告)
近藤。(プロフ) - 銀獅子�擦気�» 返信遅くなってすみません、ありがとうございます！！最終章書いてたんですけど新刊でテンション上がったので全部初めから書き直してます(苦笑) 一気に載せれるかは分かりませんが面白いものが出来そうなので気長に待って頂けたら嬉しいです！！ (2019年12月7日 12時) (レス) id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：近藤。
| 作成日時：2019年5月6日 12時
