Story.18 ページ19
ショッピングモールに集合した私たち。
「おー、皆の私服新鮮だね」
「黒いパーカーに黒いズボン……真っ黒かよ露出少ねぇよ」
「治崎、私服ならひょっとすると……とか思ってたけどやっぱりお前色気ねぇなぁ！！」
「峰田ァ、上鳴ィ、埋めるぞ？」
「すみませんでした！！」
極力目立たないように……と服を選ぶと、どうしても全身黒くなるのだ仕方がない。
フードを被ってないだけ進歩したのだ。これでも。
それに……
「峰田も上鳴も何気に私服がオシャレなんだよなぁ……クソが」
「おいおい、口調が爆豪みてぇになってんぞ大丈夫か？」
……こんなカッコしてたら浮くから可愛い服の一つや二つでも買って帰ろうかと内心考えたのは内緒である。
「よーし、いる物が沢山あるんだよねー。お先。」
「治崎！水着はオイラが選んでやっても……」
「結構です。」
私は一人暮らしで旅行のための道具は全部実家に置いてきてしまっているため買うものが大量にあるので一人でモールを回ることにした。
もちろん、実家に取りに行くという選択肢はない。
水着……は後回しにするとして、大きめのキャリーバッグ、虫除けスプレー、それから……
紙に書き出してきた必要なものリストのものを次々と買っていく。
時々声をかけられるのは雄英体育祭のせいだ。
ベスト4なんて中途半端なところまで残ってしまったから尚更。
もう気にしないことにした。
途中、ヒーロー殺しステインのグッズを見かけた。
彼の人気が出るのは分かるが、今ステインに関連するものを見ると思い出すのは昨日のトガちゃん。
私の考えを聞かないまま帰ってしまったトガちゃんが暴走してないといいけど。
ショッピングモールは1階の部分が吹き抜けになっており２階３階からでも様子を見ることができる。
ふと、視線をしたに下ろすとそこに見えたのは緑谷。
アイツまだ買い物始めてないんだなー、っと思ったのはつかの間。
伺えた彼の表情が真っ青だったからだ。それに、黒いフードを深く被った男に絡まれている。
ああいう服装をするやつにろくな奴はいないと思ったのは、自身のことも含めた経験則。
私は1階に降りるとフードの男と緑谷の背後に近づき、フードの男の頭を軽く叩いた。
「私の友達なんですよ、その子。絡むのやめてあげてくれます？」
すると、振り向いたその男は赤い目ん玉で私を睨みつける。
その目は見たことがあった。恐らく、ヴィラン連合の死柄木弔である。
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近藤。(プロフ) - 名無しさんさん» お褒めいただき光栄です！これからも更新がんばりますのでよろしくお願いします！！ (2018年9月28日 17時) (
レス) id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん - めっちゃ面白いですっ！！更新頑張ってくだせぇ！！ (2018年9月28日 15時) (レス) id: b36dff7859 (このIDを非表示/違反報告)
近藤。(プロフ) - ひさめさん» ほんと、ありがとうございます！治崎が出た瞬間久々に本気で叫んだので同じアパートの人達には相当迷惑かけたなー、と反省してます笑 リクエスト小話ですか！良いですね、やりましょう！！そうと決まれば準備してきます！！楽しみにしておいてください！ (2018年9月16日 22時) (レス) id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)
ひさめ - ご無理のない範囲での更新を楽しみにしています(^^) (2018年9月16日 21時) (レス) id: 3ec8a39d6f (このIDを非表示/違反報告)
ひさめ - おめでとうございます！よかったですねオバホ！(笑)企画ありがとうございます〜！！すごく私得というだけなのですが、番外編ということで小話リクエストなど…！は、どうでしょうか！流れで本編裏話などが聞けたらとっても棚ぼたなのですが…… (2018年9月16日 21時) (レス) id: 3ec8a39d6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：近藤。
| 作成日時：2018年7月26日 0時
