Story.17 ページ18
「あのねぇ……ヴィランなんていつでもなれるものじゃなくて私はヒーローになりたいの！！
よってヴィラン連合入るのは却下！！無理！！」
「よし、今日のところは帰ります！！またね！！バイバイ！Aちゃん！！」
「……頼むから人の話を聞いてくれ。」
嵐のようにステインの話と私のヴィラン連合への勧誘だけ行うなり、風のようにさっさと帰っていったトガちゃん。
勘弁してくれよ……
一人２回目のため息をつきながら頭を抱える。
なに、断ったら私殺すとか言ってくるのかな。いや、でも私を殺すとかいうかなあの子。
……言うな。
3度目、頭を抱えてみたが打開策は全く見つからない。
寝よう。
私はトガちゃんのことを考えるのをやめた、否、諦めた。
お忘れかもしれないが今日は期末テストがあったのだ。
クタクタで疲れきった身体はもう限界である。
布団に潜り込むと吸い込まれるように意識が飛ぶ。
あっという間にやってきた翌日、大きな音で鳴り響く目覚まし時計に起こされた。
だるい体を無理やり起こし制服に袖を通すと家を出る。
疲れが取れきってないせいか回らない頭では学校に行く支度をするだけで精一杯。面倒くさくなったので朝食を食べるのは諦めた。
教室に入ると程なくして先生がやってくる。そう、明日から夏休み。今日行うのは夏休み用のガイダンス、テストの成績開示と……夏合宿の説明である。
ちなみに、うちのクラスの補修対象者は芦戸三奈ちゃん、上鳴、瀬呂、砂藤、切島である。
しかし、補修になると合宿に行けないというのは、いわゆる合理的虚偽であったため、全員で行く。
しかし、私を含め、合宿に行くための道具が揃っていない人が多かった。
そこで、夏休みが始まったとある日、合宿の準備をするためにＡ組のクラスメイトの何人かで、大型ショッピングモールに繰り出すことになったのである。
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近藤。(プロフ) - 名無しさんさん» お褒めいただき光栄です！これからも更新がんばりますのでよろしくお願いします！！ (2018年9月28日 17時) (
レス) id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん - めっちゃ面白いですっ！！更新頑張ってくだせぇ！！ (2018年9月28日 15時) (レス) id: b36dff7859 (このIDを非表示/違反報告)
近藤。(プロフ) - ひさめさん» ほんと、ありがとうございます！治崎が出た瞬間久々に本気で叫んだので同じアパートの人達には相当迷惑かけたなー、と反省してます笑 リクエスト小話ですか！良いですね、やりましょう！！そうと決まれば準備してきます！！楽しみにしておいてください！ (2018年9月16日 22時) (レス) id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)
ひさめ - ご無理のない範囲での更新を楽しみにしています(^^) (2018年9月16日 21時) (レス) id: 3ec8a39d6f (このIDを非表示/違反報告)
ひさめ - おめでとうございます！よかったですねオバホ！(笑)企画ありがとうございます〜！！すごく私得というだけなのですが、番外編ということで小話リクエストなど…！は、どうでしょうか！流れで本編裏話などが聞けたらとっても棚ぼたなのですが…… (2018年9月16日 21時) (レス) id: 3ec8a39d6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：近藤。
| 作成日時：2018年7月26日 0時
