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｢私が噂になってる？なんで？？｣
｢理由まではさすがに…でも最近いろんなところでよくAの名前を聞くんだ｣
伊之助くんとほぼすれ違いの状態で戻ってきた炭治郎くん。
にぎにぎと手際よくおにぎりを握りながらそう語る炭治郎くんに、ひとり私は納得していた。
通りで最近やたらと柱の人達が私のお見舞いに来るわけだ。
実は義勇さんがお見舞いにいらしたのをきっかけに、柱の方々が私の顔を見にやって来ている。別に今まで会ったこともないのに何故…と疑問に思っていた。
多分彼らもその噂とやらに釣られて私の元へ来たのだろう。柱って変わった人多いし思い立ったら行動！って感じの人ばかりだったしな。初対面でもぐいぐい来たもんな、なるほど。
｢んぁ、たんじろぉ俺もいっこ食う｣
｢…勿論いいが、さっきからAにくっつきすぎだ
いいか、Aはまだ嫁入り前の娘で＿＿＿｣
｢大丈夫だよ俺ら結婚するから！ねっAちゃん♡｣
｢私に拒否権は無いの？？しないからね｣
相変わらず話を聞かない善逸くんに私はもはや呆れ気味である。
女の子なんてそこらへんにいっぱいいるのに、私に、しかも結婚に異様な執着を持っているのはもう彼のアイデンティティだと判断している。
初めこそ、彼の言動にあたふたしていたがもう慣れてしまった私は特に目だった反応を示すことは無い。
あ〜またやってる〜〜くらい。きっと炭治郎くんはいろいろ気を利かせて言ってくれたんだろうなと勝手に推測した。
｢そうだA、後で鍛錬をするんだけど良かったら付き合ってくれないか？｣
｢いいけど…え、逆に私でいいの？｣
｢Aがいいんだ｣
そう言ってにこやかに笑う炭治郎くんのイケメンスマイルに心臓が撃ち抜かれる。君ほんと顔が良いよ炭治郎くん…
よく考えたら私の周り美形しかいなくないか？
善逸くんも変顔すっごいけど顔整ってるし、伊之助くんは言わずもがな、竈門兄妹は揃って美形、柱の皆さんも…あっだめだ頭痛くなってきた
｢(…私場違いなのでは？？)｣
｢A？どこ見てるんだ？｣
｢…悲しい現実？｣
｢Aちゃん疲れてんの？寝れてないなら今晩添い寝してあげるよ｣
｢ちょっとそれは遠慮しとくね｣
産屋敷の言葉と自分の整った見た目、剣術の腕前の高さで自分が常に注目されていること。
少年2人から心配そうな眼差しで見つめられるこの少女は、それに気付く由もない。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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りりこ(プロフ) - 作者さんチョコヴァン知ってそうだなと思った今日この頃 (2020年5月12日 20時) (
レス) id: d964a10e7b (このIDを非表示/違反報告)
Rain242 - 剣じゃなくて刀では？細かいところ突っついてすみません。とても面白いです！ (2020年5月5日 2時) (レス) id: b25bc8c008 (このIDを非表示/違反報告)
genkiippai0708n(プロフ) - 最終選別は確かきりやではないはず。(きりやは変換がないから) (2020年4月11日 15時) (レス) id: 6f9d963a04 (このIDを非表示/違反報告)
みつき - �い蘯里討�たいですが、�，�一番読みたいです！更新頑張って下さい！応援しております。 (2020年3月21日 21時) (レス) id: 1489a42d36 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - 全部読みたいですが…�，任�願いします。更新楽しみにしています (2020年3月20日 12時) (レス) id: e2c5fada44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいす
| 作成日時：2020年3月13日 14時
