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その後も彼女は時折相手からの攻撃を受けながらも、最終的には形勢逆転して一本取る。
それが気に食わないらしい猪頭は、やられる度に少女と『もう一度やれ！』『いやそれさっきも言ってたけど』という会話を繰り広げている。
｢よもや！あの華奢な少女があれほどに強いとは！感心感心！｣
｢派手な剣捌きだな…ありゃいいタマゴだ｣
｢あの少女は人間だぞ！！｣
｢そういう意味じゃねぇ｣
人間かどうかなんて誰だって分かるわと宇隨は吐き捨てるように言う。よもや、そうであったか！てっきり俺は宇隨には少女が卵に見えているのかと思ったぞ！！
そんな話をしているうちにも、少女は再び一本を取る。
自分の力比べがしたくなったのか、周りで観戦していた者も『混ぜてくれ』と少女に近付いている。
それを嫌な顔ひとつせず受け入れる彼女をじっと見つめた。
｢宇隨、あの少女の名は何と言うか知っているか！｣
｢知らねぇけど…知ってるのか？知ってるなら教えてくれ｣
｢残念だが俺も知らない！すまない宇隨！！！｣
｢派手に期待した俺の時間返せ｣
｢あの子の名前は皇Aさんですよ｣
突然後ろから聞こえた女性特有の高めの声にビクッと肩を揺らす。二人して振り向けば、そこにいたのは胡蝶だった。
近づいてくる彼女と軽く挨拶を交わし、視線を再び少女に戻す。ちょうど木刀で相手の鎖骨にちょん、と触れている所だった。
｢皇A…皇少女か！良い名前だ！！｣
｢すめらぎ？こりゃまた派手に珍しい名前だな｣
｢あの子は体の機能を取り戻すために鍛錬してるんです。あの様子だとほぼ回復してきているようですね｣
｢さっきから相手ぶち負かしててすごいぞあいつ｣
あの細っこい体のどこからあんな力が繰り出されるのか…と宇隨は腕を組んで考え出す。胡蝶はまだ他の用事があると言って去っていった。
｢皇少女は相当見込みがあると思わんか！｣
｢そうだろうな、見ろよあの戦い方。
ただ力任せに剣を振ってるわけじゃない、小さな動きの中で自分がどうしたら力が最大限に発揮できるのかを把握して剣を振るってる。
体術と剣術を組み合わせた動きもピカイチだ
おまけに次の展開がどうなるかまで把握してやがる｣
凄いのが出てきたぞと宇隨は気が抜けたように言った。
＿＿
(是非とも継子にしたい！)
(俺の継子にする、諦めろ)
(負けてられんな！)
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
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あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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りりこ(プロフ) - 作者さんチョコヴァン知ってそうだなと思った今日この頃 (2020年5月12日 20時) (
レス) id: d964a10e7b (このIDを非表示/違反報告)
Rain242 - 剣じゃなくて刀では？細かいところ突っついてすみません。とても面白いです！ (2020年5月5日 2時) (レス) id: b25bc8c008 (このIDを非表示/違反報告)
genkiippai0708n(プロフ) - 最終選別は確かきりやではないはず。(きりやは変換がないから) (2020年4月11日 15時) (レス) id: 6f9d963a04 (このIDを非表示/違反報告)
みつき - �い蘯里討�たいですが、�，�一番読みたいです！更新頑張って下さい！応援しております。 (2020年3月21日 21時) (レス) id: 1489a42d36 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - 全部読みたいですが…�，任�願いします。更新楽しみにしています (2020年3月20日 12時) (レス) id: e2c5fada44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいす
| 作成日時：2020年3月13日 14時
