look at me！ ページ7
｢だ〜れだっ☆｣
保健室にてパソコンで打ち込みをしていたある日のこと。
聞き覚えのある声とともに目元が何かによって覆われ、突然視界が真っ暗になった。
あまりに突然すぎてびくりと肩を揺らす。
が、何となく犯人は誰なのか目星はついていた。
｢え〜誰だろうなぁ？最近学校来てなかったから忘れちゃったかも｣
｢えぇ！？それ本当！？それじゃ何回でも自己紹介してあげる！
俺は明星スバル、明星スバルだよ！！｣
｢なんでただの自己紹介で選挙議員みたいな挨拶をしちゃうのかな明星くん！｣
｢全くだ、それに名前を言ったら自分が誰なのかさらけ出してるようなものだ｣
｢あぁっ、そうじゃん！｣
嵌められた〜！と悔しそうに声を上げたスバルくん。
彼はその声と共に、回転椅子に座っていた私を勢いよく回転させて自分と向かい合わせになるようにすると、そのままぎゅっと私に抱き着いた。
う〜ん、相変わらずスキンシップ多いなぁスバルくん。
まあそこを含めて彼の魅力なんだろうけど…ワンチャン私の事ぬいぐるみか何かと思ってないことを祈る。
久しぶりだね！と耳元で楽しそうに言う彼に答えるように、とんとん背中を叩きながら適当に返事をした。
｢はいはい、久しぶり。3人揃ってどうしたのかな？保健室に何か用？｣
｢いや、特に用は無い。A先生が珍しく来ていると聞いて来てみただけだ｣
元気そうで何よりだ、とクールに微笑む氷鷹北斗くん。
その顔面は私の知り合い且つ仕事仲間である、彼の父とよく似ていた。とにかくあの親子揃って顔がいい。
そして彼は今のように何の気なく彼氏のような発言をする。至って本人にそんな気が無いのは承知済みだ。
突然なんの前触れもなくいきなり口説き台詞を言うので時々驚くのは秘密。
ちら、と視界の隅に映ったのは遊木真くん。
キラキラと輝く綺麗な緑色の瞳に、驚くほど整った顔。
それを隠すようにかけられた青縁のメガネもどこかトレードマークのように思えた。
｢真くんも久しぶり。泉くんに関して何か困ってない？｣
｢あはは、あの人はいつも通りっていうか…前と何ら変わりはない、です｣
｢だろうねぇ、昨日あの子のカメラ見たら君の写真でびっちりだったし｣
｢ひいっ…｣
全部消しといたから安心して、と言っても彼は顔色を悪くしたままだった。めっちゃ怯えられてるやん泉くん。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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ひかり(プロフ) - 月兎さん» 承知しました！お話に入りきらなくて続編での更新になる可能性が高いですが是非読んでくださいね！ (2020年3月26日 15時) (
レス) id: a5a72bcd0d (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - リクエストします。羽風先輩VS神崎くん と 神崎くんと時代劇の撮影と伏見くんVS茨くんをリクエストします。更新頑張ってくださいね。 (2020年3月26日 14時) (レス) id: fdb5669a18 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - あおいさん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです…！リクエスト、応えられるよう頑張ります！ (2020年3月23日 15時) (レス) id: a5a72bcd0d (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - リクエストよろしいですか？「ライハ組とりっつが、ひっそりと夢主の好きな所を話し合ってる」みたいなのが見てみたいです！毎回面白くてにやけながら読ませてもらってます！これからも頑張ってください！ (2020年3月22日 23時) (レス) id: 456648e3b3 (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - リクエストに答えて下さりありがとうございます！！凛月くんの方も楽しみにしていますね！！ (2020年3月19日 17時) (レス) id: bd5bbfc6ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいす
| 作成日時：2020年2月12日 22時
