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随分ぬるっと付き合うことになった。
あれ、恋ってこんなんだっけ?
「…待って沖田くん。私沖田くんの彼女になったの?!」
「無論。何を今更。俺はAの彼氏。ゆくゆくは旦那でさァ。料理でも勉強しときなせェ。」
「亭主関白か!ふざけんな!私は働くからね?!」
「勝手にしろ。」
定食を食べ終わり、あと一時間ほど暇になった。
沖田くんは私を連れて大学を出た。
「一時間、俺についてこい。」
「え?」
.
.
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「うっそ…でしょ…」
ついてきたらなんと、アクセサリー屋さん。天人が持ち込んだデザインから、江戸本来の和物まで取り揃えてあった。
「前のネックレスの詫び。のついでに婚約指輪。」
「婚約指輪は早い!!探偵っていうか沖田くんがはやすぎる!!絶対思いつきでしょ!」
「思いつきでもなんでも手元に残るもんでもありゃお前も俺が旦那になることを忘れねェだろィ。
Aという人間はすぐに大事なことを忘れそうだからねェ。
首輪じゃないだけありがたく思いやがれ。」
首輪って。
「…じゃあ沖田くんも同じようにつけてよ。」
年下に、呑まれてる。という事実が悔しかったから、私も笑いながら同じデザインにしようと提案。
「そりゃね。見せびらかしてやらァ。自慢のアバズレってな。」
「アバズレ呼びやめろ。」
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ふゆき(プロフ) - 歩く中二病@ごりらーさん» お気遣いありがとうございます。 (2018年8月30日 20時) (レス) id: c3febc506b (このIDを非表示/違反報告)
歩く中二病@ごりらー(プロフ) - 続き、楽しみにしてます!無理しない程度に頑張ってくださいね (2018年8月30日 20時) (レス) id: c177f1386f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふゆき | 作成日時:2018年8月30日 2時