合宿所 胡蝶

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布団も運び終わり、
少し微妙な顔をしている黒尾さんと別れ



さてお夕飯の買い物に行こうと廊下を歩いていると




？「あ！胡蝶さーん！！」

『あら、仁花ちゃん。どうかされましたか？』



反対側からパタパタと仁花さんがこちらに駆け寄ってきました。


その様子はまるで小動物のようでとても愛らしいです




谷地「いや、用…とかでは特になくてですね、
えっと…、胡蝶さんが見えたので何しに行くのか
なぁなんて…」



どんどんちいさくなっていく声を拾って聞いてみたら



何故でしょう、
外見は全然似ていないのに




カナヲと重なって。



思わずその頭を優しく撫でてしまいました



撫で終わって一息ついてから仁花さんの質問に答えました。




『これからお夕飯の材料を買いに下町まで降りようと思いまして。』


谷地「そうなんですね！…でも、これから多分暗くな
っちゃいますよ…？」





ひとりで大丈夫ですか？と心配気味な仁花さん




流石に前世は夜の仕事をしていたので。とは言えず
困っていると、




谷地「ハッ！！ならば、私と共に行きましょう！これ
からは自主練タイムなので！」





名案！と目を輝かせて笑顔になった仁花さんに毒気を抜かれ、





『…では、私達二人と…、あと誰かもう一人をお誘いに行きましょうか。』


谷地「ハイッ！！」



と、提案すると



仁花さんは花が咲いたように可愛らしく笑いました

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