合宿所 胡蝶

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さて、お昼も終わりまして


高校生の皆様方は体育館へ午後の練習へ行きました。




私はというと…、


『よいしょっと…』



皆様が今夜寝る、お布団の点検をしています。




マネージャーの方々が手伝ってくださると申出てくれましたが



流石に午後の練習試合には
マネージャーの皆さんがいないと

選手が困るだろうと言って


練習に出てもらっています。




淡々と布団部屋から少し離れた宿舎まで布団を運んでいく。




『(布団って意外と重いんですよねぇ…、)』




鬼殺隊の皆さんなら苦でもない重さの布団を、やっとの思いで持ち上げる。




『(こういう何気ないことろでも、自分の体格が憎らしくなってくる…)』








嗚呼、嫌だ。








『…あと、二十六枚、』


そう自分に言い聞かせて



二十六枚目の布団を持ち上げました







そのまま布団部屋から宿舎への廊下を歩いていると




『あっ、』


誰かとぶつかりそうになり、


避けたところ腕の中の布団に気を取られ、足が滑ってしまいました。




『(転ぶ…、受け身…！！)』




受け身を取ろうとしましたがあいにく両の手は布団でふさがっています



私の目の前に床が迫ってきたときです。


？「危ない…！」




先程私が避けた相手の方が支えてくださり

私は転ぶことを回避しました！




？「……すみません、大丈夫ですか？」

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