合宿所 胡蝶

● ページ13

各校のマネージャーさんたちと協力して

五校分の大量の昼食が完成しました。


カレーライスとポテトサラダ、その他諸々の料理がテーブルの上に並んでいます。



時計の針は、ちょうど十二時五分前。



十二時になる前に、放送室へ急ぐ。




十二時まで、


10

9

8

7

6

5

4

3

2

1



ピンポンパンポーン


『ご宿泊の皆様。昼食の準備が完了いたしました。食堂へお越しください。』



お昼ごはんを告げる放送を入れました

これで、体育館で練習に励んでいる高校生たちも気づくでしょう



思惑通り、放送を入れて数分もしないうちに


食堂はたくさんの高校生で溢れ出していました




日向「影山！どっちがたくさん食べられるか勝負
だ！」

影山「ピザまん五個。」

日向「のった！！」



月島「…ご飯のとき位は落ち着きなよ、変人二人。
というかその勝負、最後に食べ過ぎで吐くのが
容易に想像できるんだけど。」

山口「ツッキーが……！二行以上の長文を…！！」

月島「山口、メタい。」

山口「ごめんツッキー！！」



西谷「虎…！龍…！今まさに…オレたちは潔子さんの手
料理を食べている…！！」

田中「のやっさん…、虎…！ここまで…長かったな
ぁ…！！」

虎「おう……！！」




普段静かな食堂には、明るい会話が飛び交っています


『(さて、昼食も終わりましたし…
体育館にもう一回行って、ボールの点検でもしましょうか。)』


そう思い、賑やかな食堂に背を向けたとき



黒尾「ちょっとい〜い？胡蝶さん」

及川「チョッとクロちゃん！！俺のセリフ取らないで
よ！！」



主将のお二人に話しかけられてしまいました。





――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

作者(オイカーさんがクローサンの事をクロちゃんと
呼んでいるのは
完全なる私の妄想です。ご了承下さい。)←

●→←●

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す