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三一話 ページ32

「やだ、こんなイケメンくるなら教えてよ蘭!」




「どうも。松田陣平です。えっと……園子お嬢様ですよね?」




膝まづいて園子さんの手に口付けをする。

浮気…


良いし、シャーロックと一緒に居てやる。





「ね、シャーロック!」





「ん?珍しいな、松田さんの隣に居ねぇのか」





「園子さんに取られちゃった……だから私、キッド捕まえるの頑張るね」







そう、キッドに予告を出されたから呼ばれた。

鈴木財閥は凄いらしく、旅費は全て出してもらった。

いや、本当に申し訳ない。







「ん〜……シャーロックどう思う?この暗号」





「やっぱり普通に暗号だけを解くと場所は屋上だろうが……何かが引っかかる。そんな簡単に解ける筈がないだろ?」






たしかに、今までのキッドから考えるとこんな短時間では解けない筈。

暗号を解くと出る「手を貸せ」の文字。

恐らくシャーロックに宛てた言葉だろうけど、キッドに手を貸す事なんてあるのか…?







「…この建物さ。吹き抜けあったよね、確か」







「ああ」







「行こう。多分そこ」





はあ!?と叫ぶシャーロック。

別に解いた訳では無いけど。

勘がそう言っている。


シャーロックの手を引いて歩き出す。






「良いのかよ」






「何が?」





「松田さん」





「勝手に浮気してれば良い。顔が良いから人生イージーモードなんでしょ、あの人は」





「相当怒ってんのな」






だって、酷いじゃん。

上に上げといて突き落とすなんて、酷すぎるよ。

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(プロフ) - 画面をポチポチしていたら評価6辺りを押してしまいました…とても面白いので、次の話も楽しみにしてます。辛くならない程度に頑張ってください! (2019年8月14日 23時) (レス) id: 141c2aef15 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Hikali | 作成日時:2019年8月12日 20時

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