【名探偵コナン】縮んだんですけど… (ページ4)

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三話ページ4

｢遺言は？｣

｢たまには顔くらい見せろ｣

萩原さんが先に犠牲になられて、松田さんが次に…

なんてジョークを言える心境ではない。

つい一昨日も一緒に任務をした組織の仲間がそこにいた。

バーボンとスコッチ。

不味い、つい最近会ったから、怪しまれてる…？

｢君、お名前教えてくれる？｣

暇になったのか、屈んで笑ってくれるスコッチ。

笑顔の裏に、何が隠されているのだろう。

『相田夏樹！お兄ちゃんは？』

｢俺？俺は……諸伏景光。好きなように呼んで｣

あ、教えちゃって良いの？

『…景光お兄ちゃん。その黒いのってギター入ってるの？見して！』

鎌を掛けてみる。

優しい景光お兄ちゃんはどうするのか……？

｢降谷ー………その辺にしてやれ｣

屍を見て、宥める。

いつの間にか回復した萩原さんが、私を足の上に乗せた。

｢……萩原、その子を見せろ｣

｢え、幾ら顔が良くても幼女に手を出すのは宜しくないぜ？｣

そ、そうそう。

わざと怯えた風に萩原さんに抱き着く。

怖いよー、と声を出せば、ほら見ろ怖がっちゃった、と私を後ろに隠す。

｢似てると思わないか、ヒロ｣

｢ああ、そっくりだな｣

二人がジリジリと寄ってくる。

え、なに怖い。

｢ルビー、どうやって生き延びた。始末されたのではないのか｣

んー、良くない展開では無いか…？