二五話 ページ26
よく晴れた日。
久々に日本に戻れば、何故か不機嫌そうな四人が立っていた。
これは死んだと覚悟する。
「よお景光君よォ…夏樹ちゃん連れてどこ行ってたんだ?」
「ヒッ…え、あ、う〜ん……ごめんなさい!」
頭を下げた諸伏。
これは多分、いや絶対私のせいだろう。
「私からも、ごめんなさい。彼を危険な目に合わせる気は無かったと言ったら言い訳見たくなるけど、大事な仕事を放棄させてまでどこかへ行った事には本当に悪かった」
年上だからだろうか。
じっと見つめる彼らは、少し怖く感じる。
こんな事、組織の頃は無かったのに。
「はぁ……夏樹。顔上げろ。松田が話したいらしい。ヒロは僕らと話そうか?」
威圧を掛ける。
ああ、諸伏本当にごめん。
バーボンの激怒はガチでやばい。
なんて思っていたら、やけにイライラしている松田さんに手を引かれた。
え、怖い怖い。
せめてサングラス外しませんか?
「松田さん、ごめんなさい」
「………」
無言の松田さんに連れていかれる私。
部屋に座った時には、もう恐怖症に殺されそうだった。
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湊(プロフ) - 画面をポチポチしていたら評価6辺りを押してしまいました…とても面白いので、次の話も楽しみにしてます。辛くならない程度に頑張ってください! (2019年8月14日 23時) (レス) id: 141c2aef15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Hikali | 作成日時:2019年8月12日 20時