二二話 ページ23
「見ろ。外の世界はここのニュースで溢れている」
『スコッチ。組織は?』
「当分ない」
『一緒に海外にでもいかない?パスポートは任せる形になるが』
「も、もしかして……」
『公安お得意の〜?』
「違法作業〜!」
こりゃ後で怒られるな、と呟いたスコッチ。
いやあ、申し訳ない。
『ところで、電話には出ないのか?』
「ん?大方松田だからな。良いんだ、気が変わっちまいそうだからな」
『強気ね。思い出はないの?』
ある、と強く頷く。
警察官になるためには、警察学校に行かなくてはならない。
恐らく、五人は其処で出会い、絆を深めたのだろう。
『悪かった、スコッチ。いや、諸伏景光』
「ルビーも人の心があったのか」
『当たり前だ。他人を気遣う心はターゲットから学んだ』
残り僅かになった爆弾をなぞる。
冷たい鉄の箱。
これから、こんな物に盗られるんだ。
「これ、仮に生きられたら……ずっと逃げたいな」
俺松田に殺される。と笑った。
そんな笑い方するんだ。
勿体ない。
大切な人を見つけられて居ないのか。
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湊(プロフ) - 画面をポチポチしていたら評価6辺りを押してしまいました…とても面白いので、次の話も楽しみにしてます。辛くならない程度に頑張ってください! (2019年8月14日 23時) (レス) id: 141c2aef15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Hikali | 作成日時:2019年8月12日 20時