【名探偵コナン】縮んだんですけど… (ページ19)

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一八話ページ19

｢で？彼らを撒く為に、事情も知らない俺を使ったと？｣

コクリと頷く。

萩原さん、見た感じヘラヘラしてる感じだったからいけるかなって思ったら、案外怖い。

その低い声、子供用じゃないでしょ。

『残念ながら、まだ撒けてない。ごめんなさい萩原さん。もう少し付き合ってくれませんか？』

｢おう、任せろ｣

ニッと笑った彼はいつも通り。

これならいけるか…？

と言うより、付けてるのはシャーロックが中心じゃなく、小学生達？

へえ、子供にしては上手いじゃん。

｢あれ？コナン君じゃないか！｣

『え？』｢へ？｣

野生の勘は鋭いらしい。

物音立てずに近付いていたのに、振り返る。

シャーロックはとても驚いたようで、そのまま動かなくなった。

｢萩原さん…？夏樹ちゃんの知り合いだったの？｣

｢まあな。歩美ちゃん、光彦くん、元太くん。アイス食べる？｣

｢｢｢食べるー！！｣｣｣

こりゃ探偵としてはまずいな、と苦笑する。

シャーロックも悩ませている様で、頭を抱えた。

｢夏樹がアレになったって知ってる？｣

｢ああ、強い友が居るんでな。さあ、コナン君はどの味がいい？｣

私からしか言っていないのに、濡れ衣を着せる萩原さん。

シャーロックは萩原さん＝松田さんのイメージあるから、恐らく被害を受けたのは松田さんだ。

あー、ごめんね松田さん。

帰る時は一人じゃなくて、貴方の相棒まで着いていきそうです。

まあ、騒がしい方が楽しいから良いですよね。