どこ？ ページ45
ｓｉｄｅ 智
引っ張られるがままに、相葉ちゃんは
いつも時間を潰すファミレスを無視して
駅の方に向かっていく。
o「ちょっ！
まってよ！」
a「ほら！
早くしなきゃ！」
あひゃひゃと笑顔いっぱいで走る彼に
手を引っ張られて、駅に来た。
o「なんで？」
a「はい！
きっぷ」
相葉ちゃんがいつ買ったかもわからない
きっぷをおいらに差し出す。
o「えっ？えっ？
もーわかわかんない」
a「ほらほら！
電車出ちゃうよ！」
またもや、引っ張られるように改札に入っていく
おいらは条件反射できっぷを改札に入れて
出てきたきっぷを受け取って、相葉ちゃんに
続く。
o「はぁー、はぁ
こんなに走ったの久しぶり」
a「あひゃ、ごめんねー」
息を乱すおいらの背中をさすりながら
相葉ちゃんは謝る。
o「あっ、きっぷ代返さなきゃ！」
a「いいよ。べつに…
それぐらい奢るし、なんか無理やりだったしね」
o「えっ、でも…」
相葉ちゃんはおいらから財布を取り上げて
本当に入らないからと困ったように笑った。
その顔を見て、おいらは相葉ちゃんから
財布を返してもらい、ポケットに財布を直した。
o「で、どうしたの？
ファミレスじゃないじゃん」
a「…んぅーんとね。」
口をモゴモゴとさせながら、電車の外の風景を
眺める相葉ちゃん。
なんだか…
いつもらしくない。
o「別に怒ってないよ
たまには遠出もいいよね」
無理やり話を変える。
嫌な話を無理やりしても意味がない。
a「あのね…おおちゃん
おおちゃんに言いたいことがあったの。
…だから、この電車にしたの。
この時間の電車は人も少ないし
ゆっくりお話しできるかなって
あと、ついてきてほしい場所があったから」
途切れ途切れに一生懸命話す彼の話を
ゆっくりも待って聞いてやる。
o「なぁーに？
話したいことって」
また口をモゴモゴとさせて、言いにくそうに
困ったように笑う。
o「…別に無理しなくていいんだよ。
秘密の一つや二つあってもいいと思うし
無理して話さなくていいよ」
a「そうじゃなくて！！
俺が聞いて欲しいの！」
一生懸命、話そうとする彼のことを
可愛らしいと思うのはおかしいのだろうか…
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ヒヨコ(プロフ) - 菁華さん» ふふふ、意外に相葉ちゃんの秘密は前の方にあったりするんですよ。まぁ、これからいい感じに進めれたらいいなぁと思いつつ、更新を頑張っていきます！応援お願いします！ (2015年8月31日 22時) (
レス) id: fd92f14237 (このIDを非表示/違反報告)
菁華 - 秘密…気になります！更新、ありがとうございます!!頑張って下さい♪ (2015年8月31日 22時) (レス) id: ed0bac2ef9 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 菁華さん» はい！そのペースで書かせてもらいます。楽しみに待っていただけるようにこれからも頑張りますね。 (2015年8月29日 23時) (レス) id: fd92f14237 (このIDを非表示/違反報告)
菁華 - はい！頑張って下さい！無理せず、書きやすいペースで…。いつでも楽しみにしています!! (2015年8月20日 16時) (レス) id: ed0bac2ef9 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 菁華さん» 智くんは皆のアイドルですからね…てか、ニノちゃんの活躍が最近ないですよね…皆さんが平等に活躍出来るように頑張りますよ！！ (2015年8月19日 16時) (レス) id: fd92f14237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒヨコ | 作成日時：2014年12月14日 23時
