悔しい ページ30
ｓｉｄｅ 雅紀
s「まぁ、しょうがないって
いくら、俺たちでも潤を止めようなんて無理だって
…頑固なんだから」
a「でもでも…
こんなのって…さとちゃんが…」
s「さとちゃん？」
悔しい悔しい。
友達なのに…
守るって決めたのに何もできない
自分自身が情けなくて悔しい。
s「ん？
騒がしいな…下が」
a「…っ！」
翔ちゃんと話している間、下の方が騒がしくなった。俺と翔ちゃんは上から下を覗くと、信じられない光景があった。
a「おれ！止めなきゃ！」
s「止めとけば…
雅紀が行ったところで何にもならないよ」
急いで階段を下りようとしたが、翔ちゃんが本当のことをスバッと俺に向かって興味なさげに言う。
…さとちゃんは落とされたお弁当箱の中身をしゃがみこんで、拾う。
どうして？
そんなことができるの？
どうして？
怒らないの？
a「わからないよ」
s「強いんだろうよ。
心が、あそこで怒っても何にもならないことを
知ってる…
自分を保てる理性がある…そーゆう人だったな」
a「…」
今の俺には翔ちゃんが何を言ってるか、わからなかった。きっと、ちゃんと聞いてれば、引っかかることがあったはずなのに…
遠くにいたニノの存在が目に入って、翔ちゃんの言葉が耳に入ってこない。
さっき、松潤を囲んでいた女の子たちは、ケラケラと笑って、楽しそうに見ている。
ニノの顔も、冷たくて…
その中に怒りは見えなくても、俺にはわかる。
ニノは本当に怒っているんだ。
だって…あんなに無表情なニノは見たことがない。
a「どうしよどうしよどうしよどうしよ」
s「おい、落ち着けよ！
雅紀？」
頭がパニックになりかけで、思考がグルグルと回っている。今にもショートして、壊れそうだ。
その瞬間、大きな声が食堂に響きわたった。
その声は、今まで聞いたことないぐらい
低い声で…
俺はこの声の主を知っていた。
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ヒヨコ(プロフ) - 菁華さん» ふふふ、意外に相葉ちゃんの秘密は前の方にあったりするんですよ。まぁ、これからいい感じに進めれたらいいなぁと思いつつ、更新を頑張っていきます！応援お願いします！ (2015年8月31日 22時) (
レス) id: fd92f14237 (このIDを非表示/違反報告)
菁華 - 秘密…気になります！更新、ありがとうございます!!頑張って下さい♪ (2015年8月31日 22時) (レス) id: ed0bac2ef9 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 菁華さん» はい！そのペースで書かせてもらいます。楽しみに待っていただけるようにこれからも頑張りますね。 (2015年8月29日 23時) (レス) id: fd92f14237 (このIDを非表示/違反報告)
菁華 - はい！頑張って下さい！無理せず、書きやすいペースで…。いつでも楽しみにしています!! (2015年8月20日 16時) (レス) id: ed0bac2ef9 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 菁華さん» 智くんは皆のアイドルですからね…てか、ニノちゃんの活躍が最近ないですよね…皆さんが平等に活躍出来るように頑張りますよ！！ (2015年8月19日 16時) (レス) id: fd92f14237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒヨコ | 作成日時：2014年12月14日 23時
