子猫は虎の恐怖を知らずに胸を高鳴らせる ページ4
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「…高校生、ですか？」
『あ、はい、すぐそこの』
「へえ！！俺の知り合いも通ってるんですよね」
『そうなんですか、？』
もしかして、あのとき、サッカーを見に来てたのは
そのためだったのかな、と思う
「……あ、俺もう降りなあかん」
窓側のボタンを押すいろくん
私が窓側に座ってるから、壁ドン状態で。
「…あ、なんか、壁ドンみたいですね」
笑うと、目がきゅって細くなる
『いえ、だいじょうぶです、』
それと同時に、私の胸もきゅっとなる
「…それじゃ、また」
止まったバスから出て行くいろくんを見つめる
いつのまにか学校についてて
いつのまにか、しげに話しかけに行ってた
重「な、に」
ぎこちなく笑うしげに私もぎこちなく返す
『いろくん、と、話した。さっき』
重「は？うそやん、」
『ほんま』
重「なんて？」
『いや、何も。世間話』
なんやそれ、って笑うしげはもう
ぎこちないことはなくて
『あ、でも』
それじゃ、また って言われた
って言うと、しげは眉間にしわを寄せた
重「どういう、ことやねんそれ。
また会うってこと？」
『そうちゃう？やって、そうじゃないと、なあ？』
重「にやにやすんな」
ぽん、と私の頭を叩くしげ
『あっ、暴力やぁ！か弱い女の子になにしてんねん！』
重「女の子？え？どこどこ？」
『しばくで』
ぎゃはは、と笑うしげ
やっぱり心地がよくて。
重「あ、俺…あきとくんのとこに行かなあかんわ。
Aもくる？」
『……行く、けど。そんなに仲良かったっけ』
ちょっと、いろいろあってん！と笑ったしげに
ついていった。
逃れたクマは、トラの逆鱗に触れずに生きれるか→←恐怖を知らない子猫は知らないうちに喰われるか
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ゆり。(プロフ) - 更新ありがとうございます！！やっぱりこの作品最高です！これからも頑張ってください！ (2019年3月21日 10時) (
レス) id: 2a1f697cc9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり。(プロフ) - 心臓がバクバクなってます。どうなるの一体…更新まってます！ (2018年6月17日 13時) (レス) id: 2a1f697cc9 (このIDを非表示/違反報告)
神の助 - 更新再開、楽しみに待っています(＊∀＊) (2018年1月9日 20時) (レス) id: 6fdf00e0a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MaKoto | 作成日時：2017年11月2日 7時
