▽68ひとりにしないよ ページ34
you side.
『ん、』
目が覚めると、タオルケットがかけてあった。
「あ…おはよう、」
『りゅうたくん…、泣いとるん、？』
目の前にいたりゅうたくんの目は赤くて、
頬には一本の線ができていた
「え、？あぁ、いや、泣いてへんよ。」
あぁ、ラーメン伸びてもうたぁ〜
なんて笑ってみせるりゅうたくんをじっと見つめる
その視線に気づいたのか、
りゅうたくんは一度下を向いて、それから
小さくため息をついた
『りゅうたく、』
「Aを、無理させてごめん。
それに気づかんかってごめん、
おれ……」
私の声を遮って頭を下げるりゅうたくんに
慌てて声をかける
『ちが、そうじゃないんよ、りゅうたくん。
あのね、私がジャニーさんにワガママ言って…』
首をかしげるりゅうたくんに
単独をお願いしたこと、
断られたこと、
そして、少年たちを成功させたら
単独を考えてくれること。
「そん、なこと…
それなら、なんであの人は、…！」
あぁ、もう！と髪の毛をかきむしるりゅうたくん
あの人、ってジャニーさんのことかな
「A」
『はい、！』
急に名前を呼ばれてどきっとする
「Aが、こうやって倒れるくらいなら、
もう、普通の女子高生に戻ってもらった方がいいのかもしらん、って
ちょっと思ってんねん、俺。」
『え、』
それは、解雇宣告ってことなのか
はたまた、私を心配してるだけなのか
きっと、前者だ
「でもな、俺は
Aは俺たちに、必要やと思っとる。
俺、個人としては、離れていってほしくないねや…、」
声をしぼりだすように言うりゅうたくんは
私の知ってる彼じゃなくて
私の知ってる彼は
みんなのおにいちゃんで
でも、彼ひとり、単体は
ひとりの、関西ジャニーズJr. 。
『私は…、私にも、
みんなが必要、だよ』
ばっと顔を上げるりゅうたくんの顔は
涙でぐちゃぐちゃで。
そのまま抱きつかれた瞬間、
インターホンが鳴った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1930人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Lime(プロフ) - 私もずっと不安でした、でも作者さんの言葉を見てコンサートに行くことはできない私でも何が出来ることを考えて前を向いて頑張りたいと思います！！ (2018年3月24日 12時) (
レス) id: 1005e42da6 (このIDを非表示/違反報告)
麗華(プロフ) - あの、すみません、誰がいなくなっちゃったんですか？私、騒動のこと全然知らなくて…でも関ジュ担としては知りたいんです！教えてくれませんか？ (2018年3月22日 23時) (レス) id: ad22359b56 (このIDを非表示/違反報告)
赤ジャス民(プロフ) - 私も早く関ジュに帰ってきて、8人でステージに立っている姿が見たいです！そして、早くfanky8が公式のグループになってデビューしてくれることを願ってます！とりあえず、帰ってきたときは、いつでも笑顔で"おかえり"と言えるようにしておきます！ (2018年3月22日 22時) (レス) id: 99c7512579 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 私もおんなじ気持ちです。いつか彼が私たちの前に戻ってきてくれたときに、笑顔で“ただいま”って、言ってくれて、私たちの前で8人で歌ってくれる。そんな日を私も心のそこから待ち望んでいます。 (2018年3月22日 22時) (レス) id: 2adbe21db0 (このIDを非表示/違反報告)
Red S(プロフ) - 作者さんの、思うありがとうの意味を聞いて、すっごく心にしみました！ほんとに、その通りだなと思いました！これからも頑張ってください！ (2018年2月10日 16時) (レス) id: 574a581655 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：MaKoto | 作成日時：2017年7月23日 9時
