▽７役に立つなら ページ7
youside
三人が、私を見つめる。
私が？
ジャニーズJr.を変える？
『………私、ダンスも未経験ですし、歌も下手だし
右も左もわからないので‥』
やっぱり、と視線が私から逸れたのを俯いていてでもわかった。
『………迷惑をかけるかもしれません。
それでも私でいいのなら
その役、私にやらせてください。』
深々と、頭を下げる。
頭上から聞こえてくる拍手と
喜びの声に、笑ってしまった。
あぁ、こんな責任をもつ仕事、やりたくなかったのにな
それでも、役に立ちたいと思ってしまった。
大阪へひとりで逃げてきた私の居場所を、見つけたような気がした。
ジャ「それじゃあ、他のジュニアにはｍｅから言っとくから。」
そう言って出て行ったジャニーさんの後姿を見届けてから、
男の人が口を開いた。
正「自己紹介、まだやんな？
俺、正門良規。よろしゅうな」
大「あっ、そうや！俺は大橋！大橋和也！
プリン大好き人間やで〜」
優しく、握手を求めてきた正門さん。
にこにことハスキーな声で笑う大橋さん。
西「…西畑大吾！よろしくなあ。あ、ちなみに俺と正門は二十歳で、
はっすんは１９な！」
大橋さんの髪の毛をわしゃわしゃと撫でる西畑さん。
正「Aちゃんは、何歳？」
『あ…春から高校生です』
西「お！おおにっさんと一緒やん。仲良くしたって！」
そういう西畑さんと驚く正門さん。
正「え、じゃあその年でひとりで大阪出てきたんか？」
『はい、広島から…』
大「ひろしま？！広島ってあの広島？」
あの広島ってなんだろう、と思いながらも
はい、と答えた。
口々にすげーを連呼する三人。
正「え、それ親御さんよう許してくれたね。」
『……………あ、はい。
やりたいことはなんでもやらしてくれたので』
『西畑さん、ケータイ鳴ってますよ』
さりげなく話題をそらす。
ここまで来て、親の話などしたくもない。
西「あ、ほんまや」
そう言って、電話に出る西畑さんを見つめる。
西「あ、おおにっさん？」
正門さんがどんな目で私を見ていたかも知らずに。
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senaaaaaa - 個人的な話なんですけど、広島出身なのでリアル感あってめっちゃリアルに感じます笑 (2022年8月5日 20時) (
レス) @page1 id: 1a55999e79 (このIDを非表示/違反報告)
aoi(プロフ) - 10初対面のこうちゃんのなんですけど「みんなの万能調味料こと塩麹よりも向井康二｣ですよ！！ (2019年7月8日 16時) (レス) id: cd7843d5f7 (このIDを非表示/違反報告)
☆*:.｡. 大橋 嶺雪.｡.:*☆ - 私、この作品好きなので、更新頑張ってください！ (2017年7月4日 12時) (レス) id: 29b09aaa10 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。こうちゃんに主人公ちゃんの隠してる事を話してるのを誰が聞いてるのか？気になります。 (2017年6月29日 6時) (レス) id: 2f2289b391 (このIDを非表示/違反報告)
CHIHARU(プロフ) - 初めてこの小説を読みました。更新楽しみにしてます。 (2017年6月23日 22時) (レス) id: d7a73f492c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MaKoto | 作成日時：2017年4月23日 17時
