[Fischer's]優しい君と…

37話 ページ47

1ヶ月後

ふゆか視点

季節は、冬。

進路も決めなきゃいけないこの時期。

私は、決めた。

ふ「モトキ。話がある。」

モ「何？」

ふ「私アメリカの大学に行く。だから、しばらく会えない。」

モ「……え？そんな……。」

ふ「………ごめんね？」

モ「……ううん。ふゆかの選んだ道だから俺は応援するよ。」

ふ「ありがとう。……この事ぺけたんくんと、ダーマくんには、言わないでね。」

ふ「言うんだったら私が卒業してから。」

モ「分かった。約束する。」

ーーーーーーーーーーーーーーー
月日は流れて……

卒業の日。

ふ「モトキくん泣かないでよ〜。」

モ「……ぐすっ……だって………。」

ふ「はい。これ。」

私は、モトキに手紙を渡した。

少しでも寂しくないように。

ふ「じゃあね。」

モ「うん。元気でいてね。」

そう言い残して

私は、この学校を出た。

またいつか会おうモトキ。

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