強くなりたいだけなのに

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"夜に下からそれからもう1つ"



"峡谷の下にある川があるかも"



"川や境界を跨ぐ彼岸へ渡る行為は"



"呪術的に大きな意味を持つっす"



そう言われた通りに私たちは歩いていく


すると突如


視界の景色が変わった


虎｢出たな｣


釘｢祓い甲斐がありそうね｣


戦闘態勢に入ろうと構えると


突如後ろから呪霊の気配がした


｢あ"ぁ？なんだぁ？先客かぁ？｣


『急に後ろから…』


釘｢伏黒コイツ別件だよな？｣


伏｢…あぁ｣


虎｢じゃあお前らはそっちに集中しろ｣


虎｢コイツは俺が祓う｣


｢なんだぁ？遊んでくれるのかぁ？｣



.



.



先程の別件の呪霊は悠仁に任せて


本件の方へ当たっているのだが


釘｢共鳴り｣


カンッ


と野薔薇ちゃんが呪霊へと攻撃するが


｢シュ｣


｢ニュ｣


他の穴へと移動して避ける呪霊


そして別の穴から出てきた所を


恵くんがカウンターで攻撃するが


それでもなお当たらず


呪霊は別の穴へと移動を続けている


『結構めんどくさいなぁ…』


釘｢モグラ叩きの要領でいいのよね？｣


伏｢ああ、そのまま出口潰し続けてくれ。多分反撃はない｣


『術式範囲が広い分本体に攻撃能力がないってこと？』


伏｢あくまで多分な｣


そう話していると突如


野薔薇ちゃんの後ろから腕が出てきて


そのまま野薔薇ちゃんを吸い込んで行った


『野薔薇ちゃん！！』


伏｢釘崎！！｣


術式！？


でもどっちのだ


と考えていると


後ろから方を掴まれた


『なっ』


反応するも


気付いた時には先程とは別の場所にいた

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