～Ｐeace★Ｐeace～ (ページ42)

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侑李side

みんな、ごめん・・・。
心配かけて・・・・。

本当に、ごめんなさい。

でも、僕はお父さんを止めないといけないんだ。

僕のお父さんは、覚せい剤密売組織のリーダー。
夜に、一人でいる学生の人に、覚せい剤を売りさばいて、金儲けをしている。

それは、今も続いていること、もちろんお父さんも、覚せい剤の常習犯。

毎晩、毎晩覚せい剤を打ち続け、お父さんは遂に、おかしくなったんだ。

そして、僕も、小さい頃はお父さんに打たされていた。

『これは、病気にならないようにする、薬だよ』

お父さんは、僕に打つたびにそう言っていた。

小さい僕は、お父さんの言葉を信じて、打たれ続けた。

やがて、お父さんは覚せい剤の常習犯として捕まり、僕は今の病院に運ばれた。

それを知ってるのは、薮先生だけ。

ほかのみんなは、まだ病院にはいなかった。
だから、同じ病室のみんなも、先生も知らない。

それから、今の病気があることが判明して、病室のみんながきて、ほかの先生たちがきた。

最初のころは、すごくつらかった。
幻覚・幻聴、強烈な眠気・不快感がいっぺんに襲ってくる。

でも、みんなが僕の支えになってくれた。
僕は、みんなに助けられた。

みんながいなかったら、僕は今頃どうなっていたのか。
もしかしたら、死んでしまっていたかもしれない。

もしかしたら、ドラッグの誘惑に負けて、またやってしまっていたかもしれない。

もしかしたら、あのまま続けて、刑務所に入れられたかもしれない。

今、ここに普通の人間として生きていけているのは、みんなのおかげなんだ。

だから、恩返しもかねて、みんなを助けるんだっ！

みんな、待っててねっ！僕、今から行くから！