八乙女さん独占禁止法。

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今日の授業はお昼休みの事がずーっと気になって集中出来たもんじゃない。






待ちこがれてた４限目の終了チャイム

まだ教室には人がたくさんいると思うからもう少し経ってから向かう事にした。

お昼休みになった途端ドキドキも少し高鳴りを増したようである。






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A ｢ せん、ぱい？ ｣

光 ｢ 来た来た、教室俺だけだよ ｣

A ｢ 急に教室ってどうかしたんですか？ ｣

光 ｢ なんとなくここが良かったから ｣






なんらかの不安に襲われた私は本当にあほだ。

考えすぎてたんだね、笑






光 ｢ 誰か来るかもしれないね ｣

A ｢ その時は誤魔化せば大丈夫ですよ ｣

光 ｢ 嘘つけるかな、俺 ｣






箸を持った左手を口の前に持ってきて、へろっと笑ってる先輩の笑顔はこんなにも癒し効果があるなんて…

私がこんな気持ちになるって知らないで先輩笑ってるんだもんね






｢ ひかるー ｣






鼻にかかったような特徴的な声で先輩の名前を呼ぶ人…






光 ｢ やべ、やべ。 ｣

A ｢ 隠れましょうか？ ｣

光 ｢ ごめん、お願い ｣






とっさに掃除用具箱の中に隠れた…のはいいけどホコリ臭い、笑






光 ｢ 伊野ちゃんどしたの ｣

慧 ｢ 部活ってー明日あった？ ｣

光 ｢ 明日はあるね ｣

慧 ｢ おけーありがとね ｣






数分後、薄暗い掃除用具箱に光が差した






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